身も心も <伊集院大介のアドリブ > (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756716

感想・レビュー・書評

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  • 天才ジャズ奏者をおびやかす脅迫者に大介は「ボディ&ソウル」を演奏するな--天才肌のサックス奏者矢代俊一がストーカー事件に見舞われた。伊集院大介が見守る中、脅迫状に逆らって俊一は演奏を始める。

  • あとがきから読むのは適切ではないが、
    ついついあとがきを読んでしまった。

    本書を楽しむのには2つの方法があることがわかった。

    1つは、素直に、この本を読むこと。
    登場人物について、過去に知っていたことがあろうとなかろうと、
    伊集院大介のように、無頓着に、透明に読むこと。

    本書を読んで、栗本薫が期待している読者像が、伊集院大介であることがわかった。
    過去の読書好きで徹夜してしまう話があった。
    今回はジャズを聴いて徹夜してしまう。

    栗本薫の望む読者なら、本書も楽しめるはずだ。

    2つめは、あとがきに書かれているれている
    関連書籍を先に読むこと。

    キャバレー で登場する 八代俊一
    たそがれのローレライ
    死はやさしく奪う
    水曜日のジゴロ で登場する 藤島樹
    ヴァンパイア、ゾディアック で登場する 竜崎晶
    その他 滝沢稔 通称 アトムくんが登場するさまざまな既刊書

    これらを読んでいると楽しめることもある。

    こちらも、よく考えたら、伊集院大介の読み方だ。
    関連する文献をすべて読んでしまう習性があるらしい。

    どちらにしても、栗本薫が期待している読者は、伊集院大介だと分かった作品でした。

    伊集院大介が好きでない人は、本書を読んでもつまらないかもしれません。

  • ミューズに愛されたのは?
    栗本薫先生の伊集院大介シリーズ
    今回は天才ジャズプレーヤー
    栗本先生が音楽の才能を本で書く
    主たるなぞの深さではなく、天才を
    文字で描き出した「書く天才」は健在です
    病気に負けずに、いつまでもわれらに
    くりもとワールドを見せ続けてください

  • (07.04.01読了)

  • おもしろかったよwやっぱりこのシリーズはいぃね☆別のも早く読みたいナァ♪

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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