新装版 ブラック・ジョーク大全 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 260
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758000

作品紹介・あらすじ

思わずニヤリとなる毒のある笑い大集合

もともとの反社会的な要素に加えて、狂気の笑いでもあるのがブラック・ユーモア。一見お気楽な笑いの裏には、つらく、苦汁に満ちた思い、あるいは本源的な恐怖が潜んでいる。時の試練をくぐり抜け、ますます切れ味鋭くなった傑作ジョークを、一気に集めた500余編。隠し味の毒スパイスが、かえって薬になるか?

感想・レビュー・書評

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  • ほんの数行でくすっと笑わせる作品が500もつまったもの。さくさくとスクロールしながら読めた。結婚相手と姑に対するブラックジョークの多いこと。やはり家庭にはストレスがあるってことかもな

  • 後ろのエピローグに著者本人が書いてあるが、ジョークは旬らしい。自分には面白いと思えるものはほとんどなかった。
    しかし、ネットでよく見るタバコとベンツの話題があったのは大変良かった。

  • 書きも書いたりブラック・ジョーク500本。いくつかネットのコピペの元ネタらしきものも。

  • 収められたジョークの数は大量(500編以上).書かれたのが1970年代ということもあり、表現の古臭さは否めない.また、内容に偏りや重複も感じられるが、なにぶん量が膨大であるため、自分にとってのお気に入りジョークを読者はそれぞれ数十編程度は見つけられるのではなかろうか.

  • なんか違和感あるなーと思ったら、作品自体は結構古いんだね。

    ブラックジョークって、普通のジョークよりも高度な気がする。
    より一歩深い捻りというか機知というか。

    意味をとらえきれず読み終わってしまういくつかのネタは、
    そのオチの意味がわかった瞬間、閉ざされた視界が一気に開ける。
    それはさながら“アハ体験”のよう。

    って、違うか(笑)。

    一番お気に入りのジョークは、何度も会社を変わってるやつ。
    なかなか見事。

  •  おもしろかったがそれほどブラックではないような気がする。

  • 星新一といい短い文章で物語を描くのは本当の天才だと思う

  • 5行ほどのブラック・ジョークというよりブラック・ユーモア500個の詰め合わせ。
    ただもっとブラックでひねりの効いたものを期待していたので、個人的にはちょっと消化不良気味。
    ネタ自体ブラックではあるが、直接すぎるものが大半、意味が理解出来ないものがいくつかという感じ。
    阿刀田さんにはもっとブラックで「なるほど」と思わせられるものを期待していたのでこれは期待はずれ。

  • 500編のブラックジョークがこれでもかと散りばめられた一作。2行で終わっちゃうものもあります。思わずニヤリとしてしまうものが多いですが、かなり黒いのもあるので(死・葬式ネタなど)耐性が無い人は注意です。

  • 装丁に惹かれて購入。
    その名の通り、ブラックジョークが纏められた一冊。
    なるほどと思わず唸るようなジョークもあって面白いのですが、ブラック過ぎて笑えないネタの方が多いように感じた。
    凄く仲の良い相手に対する切り返しとしてなら、参考に出来るかもしれない。

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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