泣けない魚たち (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.85
  • (14)
  • (15)
  • (18)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 239
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760904

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すべての子供たち、子供だった大人に読んで欲しい1冊。

  • 魚釣りがしたいと思う一品でした!
    魚釣りが物語の主な流れを作っていて、魚釣りが魅力的に描かれています。
    魚釣りに興味が全くない人、趣味を探している人におすすめです、

  • この表紙はいいなあ。最近表紙の話しばっかりしていますが、この写真だけでもジンとしてしまいます。昔はいつも川や田んぼで泳いでいました。魚を釣り、虫を取り、ザリガニを取りいつも何かにワクワクして過ごしていました。昔は中野区の辺りも虫が沢山居たし、夏休みは千葉か埼玉の親戚の家に入り浸っていたので、日夜生き物の捕獲に勤しんでいました。
    この本も基本は川と少年たちの話しで、友情と魚の話しに終始します。これが何とも瑞々しい文章で、この人心に小学生がきっちり住んでいるなと、その小学生の心情を大人がいい文章で形にしてくれているという風情です。
    いいよいいよ本当にいい。大事に取っておいてこっそりまた読もう。これは児童文学じゃなくて、おっさんホイホイ文学ですよ。子供の頃に戻りたいなんて全然思わないけれど、思い返せば暗黒と思っていた子供時代にもきらきらした想い出はありますね。

著者プロフィール

1960年愛知県生まれ。名古屋芸術大学を卒業後、幼稚園絵画講師、書店店長などを経験。『泣けない魚たち』で第11回坪田譲治文学賞・第6回椋鳩十児童文学賞をダブル受賞、『ライギョのきゅうしょく』が2000年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれた。『オタマジャクシのうんどうかい』で第14回ひろすけ童話賞を受賞。『オグリの子』は、NHKでドラマ化された。

「2018年 『ゲンちゃんはおサルじゃありません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部夏丸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×