亡命者 ザ・ジョーカー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761666

作品紹介・あらすじ

この男を信じている――
ハードボイルド新シリーズ第2弾!

着手金は100万、仕事は「殺し」以外のすべて。六本木裏通りのバーを根城にしているジョーカーのもとに、白髪の英国人男性が訪れてきた。彼は、ジョーカーが先代を継ぎ2代目となった初仕事の依頼人だった。20年の時を超え、新たなる依頼がもたらされる「ジョーカーの鉄則」他5話を収録したシリーズ第2作。

感想・レビュー・書評

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  • 作者のファンだがはっきり言ってつまらん。
    007をハードボイルドと勘違いしている駄作。
    多分作者も後悔してる?

  • 着手金は百万、仕事は「殺し」以外のすべて。六本木裏通りのバーを根城にしているジョーカーのもとに、白髪の英国人男性が訪れてきた。彼は、ジョーカーが先代を継ぎ二代目となった初仕事の依頼人だった。二十年の時を超え、新たなる依頼がもたらされる「ジョーカーの鉄則」他五話を収録したシリーズ第2作。

  • ジョーカーシリーズ第二弾。6偏の構成で、一作毎に切り口を変えており、どれも読みごたえがある作品です。

  • 鉄則
    ジョーカーの回顧録的な短編。
    最初の依頼があった話。
    長身の英国人が 妻パメラを捜してほしいという。
    イギリス情報局、CIA,そして ロシア情報局が
    入り乱れる。ホテルの果菜から始まる。

    感謝
    ドンペリと黒ビールのカクテル
    ブラックベルベット。
    地上げにも屈しない父親を助けようとする
    娘。実は コカインルートの元締めの愛人。

    戦士
    オンラインゲーム 戦士と僧侶と勇者。
    3人がいないと ゲームにならないが。
    闇の手伝いをするプログラマー。

    亡命者
    中国の天安門事件で 若き三人。
    それぞれが、それぞれの道を歩みながら
    日本で再会する。
    それを探り当てるジョーカー。

    命拾い
    CIAに利用される ジョーカー。
    それは、精巧な偽札事件に関連したが、
    台湾の飛行機が墜落することで 命拾いした。

    節介
    バーの店主沢井に 
    3歳の時に別れた娘がいたが、
    娘は 美しく育っていたが
    素直には育っていなかった。

    雇い兵だったことで、危機を逃れるところが
    あって、ジョーカーの現実性を失わせる。

  • ジョカーシリーズ第2弾?短編なので暇つぶしがてら読むのにGOOD。

  • 間に結構な時を挟んでの、シリーズ第2段。

    ハードボイルドなキャラ造詣が◎。
    時代の違い(90年代と2000年代)により、荒唐無稽さは軽減した分、主人公の人間臭さが表れていて○。

    が、今の時代に“仕事人”的な設定……(昔夢中になった北条司の漫画のような)……て、どこか斜に構えて読んでしまう自分いて、歳を感じさせられてしまった(苦笑)。


    もちろんつまらなくはないんだけど、熱くはなれないというか、感情移入してハラハラドキドキしたりはできないというか…。


    深夜枠で連ドラにでもなったら、予約録画まではしないけど時間が合えば観られる日は観る、といった感じ。

    ★3つ、7ポイント。
    2013.04.22.了。

  • あぁ・・・大沢さんにしては(泣)という感じ。
    失礼だとは思うけど、公安やらKGBやらが出てきて、余計に薄く感じてしまった。

  • 着手金は100万、仕事は「殺し」以外のすべて―。
    六本木裏通りのバーに持ち込まれる無理難題を解決するジョーカーのもとに、長身白髪の英国人男性が訪れた。
    彼は20年以上前、ジョーカーが先代を継いで二代目となった初仕事の依頼人だった。
    裏世界を生きるトラブルシューターのプライドと美学を描く。

  • ジョーカーシリーズ第二弾。
    デビュー戦の話とか,沢井の家庭事情の話とかジョーカーの人柄がより深められていたが,話自体は前作のほうがよかった。

  • 続編。
    ジョーカーの過去のお話がメインで。
    かなり人間味があふれてます。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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