- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062765299
作品紹介・あらすじ
酔いどれ左門は腕が立つ。酒より好きなものは怪談ばなし。甚十郎も腕こそ負けぬが、こちらは怖い話は大の苦手。十年前、家老が闇討ちされた霧深い城下で「女の幽霊を見た者は死ぬ」という噂が。ふたたび家老闇討ちに巻き込まれた甚十郎は、城下の寺で女を見てしまう。メフィスト賞受賞の怪談時代ミステリ。
感想・レビュー・書評
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堀割ー地面を掘った水路。お堀です。
メフィスト賞で珍しく時代小説です。
浪人左門あやかし指南でシリーズ化されているようです。
解説者もおっしゃる通り、ミステリ+時代小説+怪談=捕物帳 という図式です。
江戸の怪談を挟み、その怪談を利用した事件が起こり、世の中に不思議はないのです。という流れかと思います。
設定もストーリーも面白いのですが、登場人物が多い割に唐突に出てくる感じなので、関係性とか立場とか読み取るのが少し大変。使われる怪談の場面の変化のつながりももう少し。
浪人左門が最後に自分の立場の説明をしたので、次作から読みやすいと思います。 -
浪人左門シリーズ1作目。とうとう手を出してしまった。
怪談ミステリ時代小説。ユーモア控えめ。猫も犬も出てこない。
覚悟していたが登場人物が多く、前半は誰が主人公か分からない(タイトルに書いてあるけど)。誰かよく分からないけどとりあえず読み進める。後半、話が転がり始めてから俄然面白くなった。
やっぱり好き。 -
うん、さくっと読める。時代小説とちょっとミステリーとちょっと怪談と。昔は怪談はきっともっと身近だったから、何か割りきれないことあったら屁理屈つけるより怪談にしてこんなこともあるさと受け入れていたのだろう。左門さん(探偵役)が登場したら一発解決ってとこが単純と言えば単純だが、それがなくても普通に時代小説として◎かな。
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あまり衝撃がなかったなぁ〜。
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浪人左門あやかし指南シリーズ、1作目。
「皆塵堂」シリーズが面白かったので、デビュー作を含むこちらのシリーズにも期待して読んでみた。結果、期待通りの面白さ。最初、話があっちこっちに飛んでいくので、読みづらい感じもあったけど、最後はきっちり収まって、ちゃんとミステリになってました。真犯人も意外だったけど、左門さんが実は、、、だったのが驚き。怪談話が結構本格的に怖いけど、、、キャラの掛け合いが楽しくてついつい読み進めてしまう。続編も大いに期待してます。 -
初めて第一巻を読む、やはり最初が肝心か
今後の登場人物の関係が描かれており、話の展開も非常に盛りだくさん。
最後に左門の素性も? -
2014/6/1〔土曜日〕
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まわりのひとがよってたかって、甚十郎さんを怖がらせます
幽霊なんてものは、気の迷いだとか言いながら
それは、俺にも説明がつかぬ とか言ってまた、怖がらせる
びびりの甚十郎さんは腰が抜けてしまいます。
今回は 幽霊を見た人は死んでしまうというお話です。
甚十郎さんも縁談のためにやった?肝試し!?で首吊りをした幽霊を見てしまいます。もちろん!寝込んでしまいますよ♪
左門さんとのやり取りがたのしいです♪
最後のところを読んで
あれ?と、読み返しちゃう仕掛けもあります。
おかしいな。
まるで覚えがないぞ?
おかしいな。
まるで覚えがないぞ?
予約なくなったらでいいか。
予約なくなったらでいいか。
まあ、俺の評価は一般的じゃないから。
まあ、俺の評価は一般的じゃないから。