超「超」整理法 クラウド時代を勝ち抜く仕事の新セオリー (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771948

感想・レビュー・書評

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  • ・対象の固有名詞が完全に分かっている場合には、「完全一致検索」を行う。検索語をダブルクォテーションで囲む。それによって雑音を完全に排除する
    ・数学は暗記だ。解き方を覚えて先に進んでよい。理解しないで進んでも問題はない。先に進んでいれば、上から見渡せる。上から見ればいろいろなことが簡単に理解できる。あるいは、理解すべきことと、しなくてもよいことの区別がつく
    ・社長にとって重要なことは、企業運営の日常茶飯事にこまごま口を出すことではなく、また財界活動に精を出すことでもない。「わが社が追求すべき最重要の目的は何か?」と、つねに問い続けることだ。経営幹部は、それを具体的な事業レベルに翻訳する。「このよう活動をすれば、社長が考えている目標を達成できるはずだ」という事業計画だ
    ・分類するな。検索せよ

  • 108

  • 今となっては一般的な内容であり、著者の洞察がなくて残念

    この本は2008年に出版された「超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー」を文庫本にしたものである。
    著者が1990年に最初に出版した「超」整理法の本では、整理に関する問題の指摘について考察されており、それを打開するための方法として「押し出しファイリング」を提案されていた。非常に論理的な展開で参考になった。

    この本では、2000年半ばになり情報管理を取り巻く環境が変わったことを受け、新しく情報整理について書かれたものだ。基本的には、Gmailやオンラインストレージ、デスクトップ検索、PDFファイルの利点などを解説したものだ。今となっては一般的な事柄になり、あまり参考にならなかった。有益であった著者の独自の考察、論理展開も少なかった。

    例えば、「理系のためのクラウド知的生産術 - メール処理から論文執筆まで」という本で同じ内容をより詳しく知ることができる。

  • 『「超」整理法』(中公文庫)の著者が、クラウド時代にふさわしい新たな整理法を語っています。「分類するな。ひたすら並べよ」という方法を打ち出した『「超」整理法』(中公文庫)のセオリーに替わって、現在の整理法は「分類するな。検索せよ」というセオリーに基づくものでなければならないというのが、本書の中心となる主張です。

    具体的には、Googleの提供する「Gmail」や「Google Desktop」といったサーヴィスの強力な検索機能を駆使することで、従来紙の書類によっておこなわれていた仕事のスタイルをより生産的なものに変えていくことができるということが語られています。

    ただ、そうした整理術やそれがもたらす社会へのインパクトについては、多くの論者によって語られており、ややインパクトに欠ける印象です。もっとも、早くからパソコンを導入し、効率的な整理法を追求してきた著者が、クラウド技術の革命性を熱く語っているという事実は、この変化が本質的なものだということを裏づけているようにも思え、そうした意味で興味深く読みました。

  • クラウドサービス(主にGmail)を活用した個人レベルの整理に関する本です。

    「分類するな。検索せよ!」(帯より)

  • [2013.09.09読み終わり]最初の方はスマホでGmailを使っている方なら今更な感じのする内容でしたが、後半の知的作業の仕方等はとても興味深く読ませて頂きました。テーマは『分類するな、検索せよ』

  • しかし、本当に10年前には想像もつかないような世界貸せきたなぁと思います。

    まぁ、いろんなことほとんど全部をGoogle様に握られていて、ときどき、教えていないのに「ここ自宅」、「ここ仕事場」と、めちゃくちゃ的確に指摘されて、ちょっと怖い時もありますが。
    それも、じきになれる。……なれていいのかどうかはわからないけど。

    わたしらみたいな半端なニューロには、情報って生きていくのに絶対的に必要なインフラになっちゃった気がします。

    そして、デジタルオフィスができて、紙が減ったかというと、しょーもない情報も送られることになって、プリントアウト自体は増えていたりするんだけども……。

    でも、あともどり場できない。
    ぼくらは、引き返せない楔を打ちこまれた。

  • 主にgmail を使った仕事整理法の本。
    デジタル整理法としては他に良書はありますが、
    活用の考え方が参考になります。

  • 製理法以外に素晴らしい考え方満載の良書!

  • デジタルの整理術と、これからの優秀な人の定義が変わる事を示唆している。
    雑誌などで著者の同じような話を読んでいたので新鮮味はないが勉強になった。

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て2017年9月より早稲田大学ビジネスファイナンス研究センター顧問。専攻はファイナンス理論、日本経済論。ベストセラー多数。Twitterアカウント:@yukionoguchi10

「2023年 『「超」整理手帳 スケジュール・シート スタンダード2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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