目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES (講談社文庫)
- 講談社 (2012年12月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062774420
作品紹介・あらすじ
関西で発見された劇物入りの目薬の名には「α」の文字が。同じ頃、加部谷恵美が発見した変死体が握り締めていたのもやはり目薬「α」!探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後にはまたも謎のプロジェクトが?ギリシャ文字「α」は「φ」から連なる展開を意味しているのか?Gシリーズ第7作。
感想・レビュー・書評
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加部谷はそんなに海月に想いがあったのかと驚きました。そしてこのシリーズ特有の何も解決しないオチ。しかしそこは森博嗣です。クセになります。今後はどうなってしまうのか期待値が高まります。
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Gシリーズ7作目。
個人的には目薬は必需品なので、目薬αの事件は少し複雑、、、
今回の話は色んな意味で切なくなった、、、加部谷さん、、、
ラスト1行はさすがです。 -
ものすごく久しぶりに、このシリーズの続きを読んでみる。
(Xシリーズも3冊くらいまで読んでいたので、またぼちぼち続きを読まなくては)
正直、前に読んだのが八年くらい前で、どこまで読んだかも忘れていた。
たしか、萌絵が◯◯に引っ越すこと、萌絵の◯◯が寿命を迎えたところまで読んだと思う。
適当に検討をつけて、ηなのに夢のよう、と、この目薬αを図書館で借りてきた。
ηの終わりを確認すると、確かに萌絵のそのシーンで終わっていたので、おそらく目薬からが未読部分。
読み始め、そしてあっという間に読み終わる。
うん、森博嗣ってこんな雰囲気だったなあ。
海月くんは相変わらずだけど、加部谷はよくがんばったと思う。
友人の雨宮さんを見ていると、s &mシリーズの友人キャラ・反町さん(愛、8分目)を思い出して懐かしかった。
事件の謎解きはもう、完全にオマケで、いつもの不思議な人格被り物語。
赤柳さんの正体や、海月くんの謎がもうすぐわかるっぽいので、がんばって読む。
国枝さんの立ったままケーキを片手で食べる技術は、ずっと昔にもやっていたから、それも懐かしくて嬉しかった。
萌絵と犀川先生は結婚しているんだなー。うんうん。
それにしても、目薬の犯罪ってすっごく怖いですよね。嫌なことを考えつくなあ。 -
名前に「α」がついた目薬に劇物が混入される事件が発生。一方、加部谷恵美が発見した変死体が握っていたのも「α」の目薬だった。これらの事件は「φ(ファイ)」から始まったギリシャ文字の事件群と関係があるのか。
Gシリーズ第7作。
本作で主要人物の人生が大きく動き始めており、次作以降に物語も大きく動くのではないかを予感させます。 -
国枝先生のケーキの食べっぷりはいつも見事。
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まあ、面白かった。
もう少し先まで読まないとなんとも言えないかなぁ、、、。 -
単純でいて奥が深いメッセージが込められていた。加部谷と海月のやりとりももどかしくてよかった。
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誰が、誰…?なにが、なに…?たぶん核心に迫ったことなんてこれまで1回も無いんだけど、前回あたりから重要な何かに近づいてるような気をさせつつ実はそれこそ意図的に時間をゆっくり流すようにこの色々な散らばった線を作者自身がかき混ぜて核心からどんどん遠ざけてる感じがして、もどかし!!!こんなのどんどん読んじゃうに決まってる!!