石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1497
感想 : 143
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775502

感想・レビュー・書評

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  • ポンペイの人型に強く影響を受けてしまうのはわかるし、巻き込まれた事件の事を思うと犯人に少し同情してしまう(誘拐事件の真相がひどい)
    でもここまで周到に準備して襲うなんて、執念深過ぎておそろしい
    まだまだ未熟な主人公、事件を経て成長していく過程を読めるのも面白い
    殺人分析班のメンバーも色々抱えているのかな?シリーズ読んでみよう

  • 現場に落ちていた樹脂製のリング?
    ポンペイ展のチラシ?
    モルタルで固めた死体?
    おいおい~~
    面白そうじゃあないですか~。
    どれどれ、この、エルキュール・フリテン様が直々に謎を解いてやんよ。
    と、鼻息荒く読み始めたのですが、いや、面白かった。
    上記のように、本格ミステリー的傾向があって“謎好きさん”も楽しめますが、“警察モノ愛好家”の方にも満足していただけるかと思います。キャラ立ちが良く、主人公もだけど脇のメンバーが個性的で◎。
    また、伏線とその回収がキモチイイ。
    テンポも良く、解りやすい展開でサクサク読める。
    その割に満足度は高く、シリーズ第二弾を買ってしまった。
    ☆3だけど☆4に近い。


  • ドラマ見たことがありこのシリーズが好きなので本も読んでみたいと思い手にとりました。

    ドラマより十一係の一人一人の人間性なども細かく分かりシリーズ全部読みたくなりました。

  • ★3.5

  • 2021/09/20 105

  • わりと早くに犯人の目星が付いたのが意外だった。ミスリード?と思ったけど犯人自身も認めてそのまま確定。如月塔子と犯人の交渉が見ものなのかな。塔子は勘が良くて頭の回転も速いタイプに描かれているのに、犯人が誰を恨んでいるのか全然思い至らないことに違和感。
    AEDやピンセットのことや、事件が解決してから犯人についての後出し(?)が出てくるのも都合が良すぎる。
    チームメンバーの趣味が仕事に繋がっているというのもやりすぎだと思う(塔子がそう気づくシーンは読んでいて恥ずかくなった)。
    でも殺人分析班のメンバーには好感が持てたので続編も読むつもり。

  • ご都合よろしく。弱い。

  • 初作家さん。本屋さんでうろうろしてたら、古川雄輝さんがドラマをやるみたいな写真入りポップに惹かれ、結構好きな感じだったので購入。既にシリーズドラマ化してるんですね。猟奇殺人ぽいんですが、なぜだかそんなに残酷さは感じず、むしろ犯人に迫っていくにつれて犯人がとても哀れに感じました。
    誘拐事件の真相がわかる最後は、誘拐犯のメンバーがもしやとちらっと思ったメンバーだったんですが、でも誘拐事件を起こした動機や背景が被害者とってあんまりで、本当にかわいそうの一言でした。

  • 新米女性刑事の如月が不可解な殺人事件に挑む「警視庁殺人分析班」シリーズの1作目にあたる作品。
    続編もぞくぞく出てるし、ドラマ化されてるし、間違いなく麻見氏の代表作ですね。
    主人公の名前は『如月塔子』。すらりと背の高い涼しげ美人を思い浮かべましたが、小柄で童顔なのを気にして「女の子扱いされるのが嫌だ」なんて贅沢なことを言っているお嬢さんです。
    ストーリー等はなかなか面白かったけど、如月さんが賢すぎてスムーズに進みすぎる印象を受けました。
    若者の成長を描くのなら、いっぱい失敗していっぱい泣いて…っていう紆余曲折があっても良かったかな。

  • 若い二世の女性刑事の活躍。
    さりげなく脇役陣のプロっぷりが目立つように書かれている。

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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