ミッドウェー戦記(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777469

作品紹介・あらすじ

当時、日本海軍機動部隊は世界最強の実力を誇っていた。太平洋戦線における稼働隻数、戦闘機の性能、搭乗員の伎倆と多くの点で米軍を凌ぎ、米国側も「勝ち目なし」と悲壮な覚悟を固めていたほどだった。にもかかわらず、なぜ日本は敗れたのか? 今となっては貴重な、将兵たちへの直接取材をもとに著す傑作戦記。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻は、MI作戦の構想段階からミッドウェーでの3空母被弾までを、関係者へのインタビューと緻密な考察で描いていく。
    慢心や組織間の対立などが悲劇へと収斂していく様を淡々と追っていくのは、結末を知っているだけに非常にやきもきするというか、やるせない。
    大惨事が目の前まで迫っていても、当の本人達がその危うさに気がついていなかったというのが、なおさらその感を強くする。

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著者プロフィール

1934年生まれ。1964年、文芸誌「新潮」に小説を発表し、作家デビュー。1970年『弱き者は死ね』で小説現代新人賞を受賞。著書に『ミッドウェー戦記』『ガダルカナル戦記』『ドキュメント太平洋戦争全史』(いずれも講談社文庫)、小説『弱き者は死ね』(廣済堂)、『尾張の宗春』『踊る一遍上人』(以上、東洋経済新報社)、ノンフィクションに『戦時少年ヒロシ』(光人社)、『東條英機』(光人社NF文庫)などがある。

「2016年 『佐助と幸村』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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