琅邪の虎 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 28
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778435

作品紹介・あらすじ

古代中国・秦の時代、五百年生きた虎が人を喰い、化身して街に降りてきたという噂で港町・琅邪は大騒ぎ。相次ぐ事件は人虎の仕業か?

感想・レビュー・書評

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  •  清の始皇帝の時代、徐福が蓬莱を見つけるために開いた私塾のひとびとによるミステリ。
     いや中華ファンタジーか? いやいや、やはりミステリだ。
    中国の時代ものというと難しそうな印象があるが、キャラクターの個性が強く、単純に面白い。解説に書かれている物語も読みたいなぁ。

  • 2巻目。港町・琅邪で次々と起こる不可思議な事件に右往左往する求盗(警察官)希仁と、協力する徐福塾の医師団。そして最後にいい所を掻っさらう無心(探偵役?)という形式は1巻同様。でも事件の真相は複雑で種明かしまで分からなかったな~。面白かった。時代背景的に無心が歴史上活躍する以前の物語でもあるので、想像の翼を広げるのも楽しい。

  • 昔の中国の推理譚、第2作目。
    虎の化け物よりも、何より怖い人間。。。

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著者プロフィール

1954年、長崎県生まれ。福岡県立八幡南高等学校卒業後、陸上自衛隊勤務を経て、古書店を開業。ライフワークである邪馬台国研究を進めるうち、自身初の小説となる『琅邪の鬼』を着想。視覚障害を抱えつつも、家族の献身的な支えの中で執筆を進め、2010年、第44回メフィスト賞を受賞しデビューを果たす。現在、福岡県北九州市在住。

「2013年 『死美女の誘惑 蓮飯店あやかし事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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