- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062779821
作品紹介・あらすじ
〈頭(とう)狂(きょう)人(じん)〉〈044APD〉〈aXe(アクス)〉〈ザンギャ君〉〈伴(ばん)道(どう)全(ぜん)教授〉。奇妙なハンドルネームを持つ5人がネット上で仕掛ける推理バトル。出題者は実際に密室殺人を行い、トリックを解いてみろ、とチャットで挑発を繰り返す。謎解きゲームに勝つため、それだけのために人を殺す非情な連中の命運は、いつ尽きる!? 解説・佳多山大地
感想・レビュー・書評
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何年か振りに読んだ続編。まともな仕掛けではないだろうなと身構えてると、前2作を踏襲しているかのようでしていないちょっと違う展開。何か仕掛けられてそうで、何があるのかよくわからず、最後に待ってたのはまた一味違ったオチ。衝撃は前2作が結構上だったかなあ。凝り過ぎてたように感じた。シリーズを読むのに間を空け過ぎたかもしれない。
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2024/01/27
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2024/01/27
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2024/01/27
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またもや殺人推理ゲームが開催された! 王手飛車取、2.0にに続く密室殺人ゲームシリーズの第3弾。
相変わらず動機はとんでもなく、手法は奇想天外でエキセントリックな殺人が繰り広げられます。タイトルとおり今回はマニアックで、もはや研究者のようなレベルです。
今回は構成に工夫がされていて、全編通してなんか違和感を感じつつ読み進めていましたが、そういうことでしたか。さすがにわかんねーよ
作者のミステリーの偏愛ぶり感じることができる作品、本格好きにはおすすめです。 -
なるほど、一作目と二作目とは違う展開が用意されていた。そうだよね、前作と同じなら読者は飽きるもんね。このシリーズ、まだ続くんじゃないかと思えるんだけど、作者はもうこの続きは書かないのかな?
嵯峨島という登場人物がただのミステリー好きで終わってるのが勿体無いので、彼がどうにかゲームに絡んでくるといいのにと思ってるんだけど。
そして最後の種明かしを読んでいたときに思ったのは、この犯人めっちゃ頭良いんだから、もっと社会の役に立つところにその頭脳を使ったらええのに…と。 -
密室殺人ゲームシリーズの三作目。まさか、こんなにシリーズ化するとは思わなかった。シリーズの大ファンとしては嬉しいことこの上ない。
頭狂人、044APD、aXe、ザンギャ君、伴道全教授とシリーズお馴染みのメンバーが今回も登場。
彼らは推理ゲームと称し、お互い出題者と回答者に別れて事件を考察する。出題者は実際に人を殺して事件を起こし、回答者はそのトリックを推理するのである。
いわゆるフーダニットは使えないので、どんな奇抜なトリックで事件を起こすか、出題者の手腕はそこに問われる。
色々ハメをはずした印象の二作目に比べて非常に非常に繊細な導入。
原点回帰か、と思っていたが、、、なるほどそう来たか。
別に今回が駄作とは言わないが、好みが別れる仕上がりになっているのは事実だろう。個人的には、次作は一作目のようなフォーマットになることを期待したい。 -
『密室殺人シリーズ』が出ていると知らなかったので今頃読む。流石スラスラ読めたけど、シリーズを順番に読んでいた人にしか薦められないし、内容的に好みも分かれるだろう。
トリックと時代性というか、古過ぎるトリックはダメなのか、最先端過ぎてもダメなのかとか個人的には面白いテーマだと思うし、これだけネット上にイタズラや犯罪を記録した画像が流れてくる現代では小説の設定に違和感はなくなってきているし、次世代に残る作品ではないけれど、「今」読む小説として面白かった。
不満な方は問題が少ない、トリックが少ないとおっしゃっているので、トリック好き、トリック重視派の方は注意。よく考えたら私、ミステリー好きなのに読書中推理しないんですよね。読後、へぇーー(感心)、えーー(ナンじゃそれ)でお終いなんです。