野蛮人のテーブルマナー (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062813211

作品紹介・あらすじ

インテリジェンスとは、生情報に評価や分析を加え、国家の政策の遂行に活用すべく、知的操作を加えた情報を指す。
それは、基本的には国家の機能だが、その技法は企業や個人にも応用できる。
ビジネスパーソンがインテリジェンスの技法を身につけていれば、情報収集や人脈構築のみならず、いい女をものにする場合にも、この技法でライバルを出し抜くことができる。
諜報機関が駆使するテーブルマナー、すなわち「掟」を、トッププレイヤーが伝授!

感想・レビュー・書評

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  • 堅苦しく言えば、ビジネスに転用できる様々なインテリジェンス技術が紹介されている本ということであろう
    ただ、内容は堅苦しくなく、ただただ単純に面白い
    こんな話は映画や小説の中の話だけかと思っていたが、実際にある話なんだと実感
    そもそも続刊の方から先に読んだのだが、どちらが先とか関係なく楽しめた

    ちなみに記憶術の話が興味深いが、、、できるのかな。こんなの。

  • インテリジェンスのテキスト。人付き合い、情報収集等々実地に活用可能なネタもあり。

  • 普段知ることのない、政治界の話が見えて面白い。権力とパワーをどう使うのかのリアルが垣間見えた。

  • インテリジェンスとは、生情報に評価や分析を加え、国家の政策の遂行に活用すべく、知的操作を加えた情報を指す。
    それは、基本的には国家の機能だが、その技法は企業や個人にも応用できる。
    ビジネスパーソンがインテリジェンスの技法を身につけていれば、情報収集や人脈構築のみならず、いい女をものにする場合にも、この技法でライバルを出し抜くことができる。
    諜報機関が駆使するテーブルマナー、すなわち「掟」を、トッププレイヤーが伝授!

  • ・相手からもらった情報を、第三国に渡す場合は、事前に相手の了承を得る、というのが「サード・パーティ・ルール(第三者に対する原則)」lでインテリジェンスの世界における重要な掟である。この掟を守れば、情報の質も量も圧倒的に高まる。(80)
    ・筆者の理解では、人間の理性を信頼し、合理的な計画で理想的社会を構築出来ると信じる者が左翼・市民主義陣営作っている。これに対して、人間の理性や知恵は、しょせん限界のあるものなので、合理的な計画で作った社会などろくなものではないと諦め、人知を超えた伝統や文化、さらに神様や仏様を尊重するのが、筆者が理解するところの右翼・保守陣営である。(97-98)

  • K❌
    リアルタイムで読むべき作品か?

  • 100317

  • 諜報活動の後進国である日本人が、グローバルな視点では、テーブルマナーを知らない野蛮人であると説き、今後の日本の外交を占う。

    この一冊で、新聞の国際面の裏を読む楽しみを教えられた気がする。
    世界中に散らばる緊張地域、その裏に見え隠れする米露や第三国の駆け引き。そこに入る術を持たない日本。

    台湾との尖閣諸島の領有権問題や、北朝鮮の拉致・核問題など日本も緊張とは無縁ではない。
    頼るべきアメリカはアフガニスタンやイラン、イラクなどもう手一杯の状態。
    これからの日本は自分たちの足でしっかりと進んでいかなければならないことを教えてくれる。

    確かな戦略さえあれば、北方領土返還は、そんなに遠い夢の話ではないようだ。
    鳩山首相には何とも頑張ってもらわねば。

  • どこまで本当かわからんけど、話としては面白い。

  • あまり内容のことを気にせず佐藤優の本だから、と選んだのですが、思いのほか下世話でした(笑)諜報機関の人がどんなことを考えて行動しているのか、などは非常に興味深いわけですが、それ以上でもそれ以下でもないですね。鈴木宗男との対談はけっこう興味深かったですが、なんか平和な感じにまとまっているように思ってしまったのは私だけでしょうか…それでも、後半のジャーナリストとの対談での国際情勢の分析は興味深かったですね。安倍政権が発足した直後の対談なので、彼らが話していたとおりにならなかったものも多々ありますが、まぁそれはそれで止むをえないことでしょう。歴史なんてそんなもの。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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