免疫革命 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062814508

作品紹介・あらすじ

病はどうして起こり、現代医学はなぜそれを治癒させられないのか。そのカギを握るのが、交感神経と副交感神経のバランスから成り立つ自律神経、そして自律神経と連動して働くリンパ球・顆粒球の免疫システムのしくみです。身体がもっている治癒力について科学的に解明し、免疫力がなぜ病気を治すのかをわかりやすく説明します。病気になるのもならないのも、すべてはあなたの「生き方」次第。免疫のメカニズムがわかる決定版です。

感想・レビュー・書評

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  • 自己免疫を使って自分の力で治していく、それが最も自然、と言われています。そうですね。

    自己免疫が治そう、と頑張っているとき、その頑張りがサイン(=発熱、咳、下痢など)として表れていて、それが発病です。なるほど、です。
    それを西洋医学は抑えてしまっているので、治るものも治らない、もっと悪く言うと悪循環になっていました。

    特に、消炎鎮痛剤の使用が引き金となって、どんどん薬が増え、大事に至る場合がある、と言われていてこれは驚きでした。
    どうしても具合がよくならない人を診てみると、湿布薬を常用している場合があって、それが全身を冷やしている、と。確かに。

    位置No.943
    消炎鎮痛剤は湿布にも使われているように、冷やすための薬です。では、どうやって冷やしているのでしょうか? 血流を止めているのです。冷やす力がさらに強いのがステロイドです。
    ・・・
    血流を止めれば、生体の炎症反応が止まる。これが消炎剤の仕組みです。これは、病気の治癒による消炎とはまったく違います。

    仰るとおりです、としかいいようがありません。
    折角血流を集めて治そう、と体がかんばっているのに、「やめなさい」っていうわけでしょう。それでは治るものも治りません。

    湿布貼ると気持ちがいいんだけど、だめなんですね、

    たかが湿布薬、されど湿布薬。
    湿布により血流が止まり、そうすると、血圧を上げざるを得なくなって高血圧になる、そうすると降圧剤が処方され、と馬のような薬漬けの生活に連鎖的につながっていく。

    記載箇所は忘れましたが、消炎鎮痛剤から始まって、腎不全、糖尿病、など連鎖的につなってしまう記載もあったように思います。こわいです。

    突発性難聴の原因はストレスだ、と言われています。そう思いました。

  • 凄いタイトルにつられて読みましたが。
    ガンの3大治療と対症療法をさんざんこき下ろして
    どんな画期的な治療法が出てくるんかと思ったら
    鍼ですか。
    いえ、鍼もやってみたらええですけど。
    免疫の説明もよくわかりましたが(この本の半分を占めていたしね)
    ・・・んで「革命」はどこに?
    なんかこう、
    免疫力を高める食生活とか運動とかストレッチとかリンパマッサージとか、そういうのはないのね

  • 中々良かったんだけど、ちょっと細かすぎるかな。そこまでの説明は自分にはいらなかったのでこの評価。


    身体の中で組織がダメージを受けた時、身体がそこの部分に血流を増やして修復しようとする働き、これが炎症や熱。
    これを薬で症状を抑える事が本当に必要なのかと言うのを考える。
    緊急を要する場合で短期的に使う事はありだと思うけど、我慢できるレベルなら我慢するのが自然治癒力を保つ為には有効。

    「頑張り過ぎものんびりし過ぎもダメ」
    頑張り過ぎや強いストレスは交感神経が興奮して組織破壊の病気が起こる。逆にのんびりリラックスし過ぎると副交感神経が過剰になってアレルギー性の病気が起こる。
    この様に、交感神経と副交感神経系を司る自律神経を意識する事は大切。

  • 病はどうして起こり、現代医学はなぜそれを治癒させられないのか。そのカギを握るのが、交感神経と副交感神経のバランスから成り立つ自律神経、そして自律神経と連動して働くリンパ球・顆粒球の免疫システムのしくみです。身体がもっている治癒力について科学的に解明し、免疫力がなぜ病気を治すのかをわかりやすく説明します。病気になるのもならないのも、すべてはあなたの「生き方」次第。免疫のメカニズムがわかる決定版です。

  • とても勉強になりました。自分の免疫力を上手く使えないとあらゆる病気に立ち向かえないと強く感じました。

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著者プロフィール

医学博士。新潟大学医学部教授。東北大学医学部卒業。米国アラバマ大学留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製し、7番目の白血球の抗体の意で「Leu‐7」と名づける。1990年、胸腺外分化T細胞の発見により注目され、それ以来「古いリンパ球」を研究テーマとしている。

「年 『ナチュラルに高める免疫力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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