箱根駅伝 勝利の方程式 7人の監督が語るドラマの裏側 (講談社+α文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062815345

感想・レビュー・書評

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  • 「どの学校も優勝できるメンバー揃ってる。でも本番への調整がすごく難しいんだ。」と優勝に届かなかった駅伝部の友人は言った。素人の自分は単純に長い距離を走るだけなのにな、と長年疑問に思っていました。
    そこで手に取ったこの本は箱根駅伝指導者7人へのインタビューです。

    ある監督は216kmものコースを夜の11時から50mずつワイヤーを張って計測してコースのデータをとって選手の走りに落としこんでいます。
    ある監督は、事前にシナリオを描き、驚くべきことに本番もほぼ総合タイムを一致させられる。それくらい選手を観察しています。
    その他メンタル面が大きな影響をあたえること、科学と医学データと選手の状態の一致、食生活、日常生活などとっても深いことがわかりました。
    年々大学間の競争もシビアです。でも、
    「箱根には自分の人生を賭ける価値がある」
    「ギリギリの戦いなのである」
    そう言いきってしまえるくらい、選手も指導者も全てを賭けている。
    だからこそ、箱根駅伝は心を惹き付けて止まないのですね。

  • 過去の修正版だけど、加筆で東洋の酒井監督にインタビューしてくれたおかげで大変興味深いものになってた。酒井監督は選手との連絡ツールにメールを使っているらしく、そういう内部の日常を垣間見れるのはファンにとっては嬉しいもの。
    個人的には大後監督の主務話もマニア心をくすぐりました。
    次回は原監督も載せていただきたい←希望

著者プロフィール

高知工科大学マネジメント学部講師

「2011年 『企業家に学ぶ日本経営史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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