- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062832496
作品紹介・あらすじ
【対象:小学校高学年以上】他人とのコミュニケーションが不得手なかえで。勉強はできないけれど、自然とまわりに人を集めてしまう湊。湊のせいで私立中学の受験に失敗したと思いこんでいる兄の聡。自分の中に「化けもの」が住んでいるからキレやすいんだと思っている和樹。マイナスの感情が心を占めると息ができなくなって叫び声をあげてしまう美咲。みんな、「困った子」なんかじゃない。「困っている子ども」なんだ。
感想・レビュー・書評
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一見子供向けの作品だが、勧められて読んでみたところ、大人が呼んでも十分楽しめる作品だった。
子供達も読んでいるので、少しでも学校生活に生かしてくれたら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みんなそれぞれ理由があって我慢しているのだとしれた。普通に良かった。
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人の気持ちを察することが出来ないかえで、ノンビリとマイペースな湊、体の中のモンスターが時々暴れだす和樹、“友だち”に囲まれているけど叫びたくなる美咲、受験に失敗した湊の兄・聡。
みんな悩んでいる。けど少しずつ自分を見つけていく。
〇どの登場人物にも優しい。みんな優しければいいのになとか、誰にでも優しく出来ればいいなと思えた。
ぼくたちはみんな、少しずつモンスターだったり宇宙人だったりするのだろう。
〇ちっちゃな恋がいくつか。かわいらしい。
〇富士山登山のシーンがリアルでした。 -
感動した話でした。かえでは静かな子ではありながら湊という友達がいます。その他にも話が進むたびに友達は増えています。是非読んでみてください。
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子どもだって生きづらさを感じたり、となりの人のことなんてうまく理解できずにとまどったり悩んだり。表紙と中身のギャップにだまされる1冊。
(一般担当/1号と2号) -
個性を持った子たちの、学校生活の中でのそれぞれの悩みや気持ちの変化が細やかに描かれていて、心に沁みました。
私自身にも周囲と違う所があるのですが、小さい頃は困らなかったので、この本を読んでまだ小さい子がこんな思いをして…と涙してしまいました。
ですがそんな私も読み終わる頃は、晴れ晴れとした気持ちになれる展開で救われました。 -
空気が読めず友だちができない6年生のかえで
勉強が苦手だけれど明るく素直、かえでのおさななじみ湊
自分の中の「化けもの」とたたかう“乱暴もの”の和樹
不安で息苦しくなると叫び出したくなる美咲
私立中学の受験に失敗して殻にとじこもる湊の兄聡
まわりから「困った子」と思われている子が、じつは「困っている子」なんだ
《火星って、赤くて火の星って書くくせに、すげぇ寒いんだって。見た目と中身が違うって、だまされた感じじゃね?》
2018年、火星大接近の年
すべての「困っている子」に贈る火星をモチーフにしたハートウォーミングストーリー
困っている子も、困っている子に悩む親も、教室の“あの子”が気になる教師も、新年度の出会いのこのときにぜひ読んでおきたい一冊 -
あの自分もこの自分も、同じ自分であると認め受け入れることができた。なんと成長したことだろう。
大人としては偉い頑張ったと素直に思え、成長する彼らを見守っていたい心持ちだった。