怪盗クイーン ブラッククイーンは微笑まない (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062855655

作品紹介・あらすじ

ある日、ジョーカーが読んでいた新聞記事を見て、クイーンはおどろいた。
『怪盗クイーン参上 秘宝「アイリスのほほえみ」を盗む』
記事の写真にうつっていたのは、満月を背にして立つ、黒髪&ボディスーツの人物。
--だれだ、このクイーンは……?
いま、華麗な犯行で世界中の秘宝財宝を盗みまくり、世間を騒がす「怪盗クイーン」。その正体は、クイーンの名を騙る偽者「ブラッククイーン」だった。
そして、ブラッククイーンが予告してきた次なる獲物は『ホープ・エッグ』! 約500年前に、世界各地で起きた奇跡「フィニス・パクトゥン」の謎を解く鍵といわれる『エッグ』をめぐり、クイーンvs.ブラッククイーンvs.探偵卿の戦いの火ぶたが切られる!

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーに含まれる謎が面白く、過去として語られる歴史と今回のクイーンの獲物の存在に説得性を持たせていた。

    • しんそくさん
      分かりやすい感想でした。
      分かりやすい感想でした。
      2023/12/26
  • クイーンVSブラッククイーン。

    面白かった~。
    最近のクイーンはスケールが大きすぎてついていけなかったけれど、今回は普通に怪盗している。

    ボケツッコミも初期のころに戻ったような感じで楽しめた。
    9個のたまごのあたりはファンタジーファンタジーしていたし、ブラッククイーンの過去もいきなり重かったけれど。

    作者もついにスマホになったらしいけれど、クイーンもついにタブレット使いに!
    今まで現実離れした通信装置はあったけれど、普通のタブレットはお初?

    舌切り雀が怖い。
    怖すぎる。
    信じるブラッククイーンは純粋。
    オリジナルのクイーンは悪魔…。

    本物と偽物ということで、ブラッククイーンの独白がポケモンのミュウツーのセリフのように思えた。
    正義と悪。
    ICPOの目的も永遠の命とか時見とか関わってそう。

    擬態する猫。
    ゲドーくんの知恵者猫??

    1日から毎日ちまちま読んでたせいかいつもよりも内容を覚えられたのがよかったのかも?
    今度から楽しみたいのはちまちま読むかな…。

    今回短かったらしいけれど、特に気にならなかった。
    言われてみればちょっと厚い青い鳥文庫レベルだ。
    むしろ初期のころのようなまとまりがあってよかったなーとすら思った。


  • 子どもの頃から好きだった怪盗クイーンシリーズを久しぶりに読みました。
    大好きな怪盗がいる赤い夢の世界に触れることができて懐かしい気持ちになりました。

  • クイーンの偽物が出てきたのはかなり衝撃的だっったり、強烈な探偵卿が出てきたけど最後には納得のいくストーリーで締めてくれて良かった。
    オリジナルとコピーが戦うというありがちなストーリーをこれだけ深くできるはやみねかおるは、すごいなと改めて思った。
    あと、探偵卿がわちゃわちゃしている雰囲気が楽しい。

  • 前作は面白かったが勢いで済ませていた感が否めなかったので、今作のあとがきのなかに「トリックを用いる」ことを意識したとあり、「そうそう、わたしの好きなはやみねかおるは、読者になるほど!と思わせる作家!」との思いを強くしました。

  • 普通に最近のこのシリーズの中では自分が読んだ中では短い方でしたが、満足できました。
    あからさまな伏線ありながらいいなあって思えたトリックでさすがはやみねかおる。

  • 久々に読んだが面白かった。大人にでも楽しめる内容である。

  • 同じ容姿の2Pカラーの人物が偽物の様に暗躍するのはこういう胸躍る展開。兄弟がいたのか、どうなのか?といろいろ予想しながら読んだが、なるほどそういう事なのか。 コピーはオリジナルに勝てないのはSFのお約束だが、クイーンが負けるところは想像できないので安心した。

  • 順番通りに読むのに失敗して、次の巻を先に読んでしまったけど、どんでん返しがたくさんあって面白かった。特に探偵卿たちが集められている場面が、それぞれのキャラクターがぶつかって面白かった。

  • もう一人の自分がいるって怖いよね

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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