- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062866620
感想・レビュー・書評
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年下攻め&大人受けの良さがちょっと足りないかなと。お話も、ボリュームにしては短く(淡白に)感じました。3Pもどきがありますので苦手な方はご注意。
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年の差、年下攻め、家庭内恋愛とシチュ的に美味しい要素たっぷりで、一聡が大人の良識と恋情の狭間でぐるぐるしてしまうのも切なくてよかったのですが、あともう一押し何かが足りないと思ったら、俊のキャラクター性かな。脇の大宮が全てを持っていってしまった印象なのも、俊に男としての魅力が足りないからではないかと。作中でユキが「スイッチ入った俊は雄のフェロモン垂れ流し」と言ってますが、フェロモンどこ?って感じでしたし(笑)あと2年位熟成した俊でこの話を読みたかったかな。ホワイトハートなのにエロ多目で少しびっくりw
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ざっくりと分ければ義父モノです。ご自身でもドメスティック・ラブと言われているように、一つ屋根の下で仲良く暮らしてきた二人が、10年の歳月を経てお互いを意識し始めるストーリーなんですが。
34歳のサラリーマン一聡は、かつて愛していた亡き男の子供、俊を引き取って育て上げ、その高校生の息子に「恋人にして」とせまられます。
一聡の方も気持ち的には嫌ではないけれど、モラルとか俊を引き取った経緯とか考えると躊躇せざるを得ないし。そこから、一聡のふんぎりつかない気持ちのせいでなんだか進展が停滞ぎみで、じれったいかんじに。
一聡がものすごく自分の感情を自制してしまうのが原因かと。一聡の受は、体だけじゃなく心まで受動形です。大宮とのHには大胆なのにね。
まわりの大宮や幸彦という好感度大なキャラにこれでもかってほど後押しされて、やっと恋人同士になれるくらい受身。
大宮はいい味出してます!!強烈な個性があって、なんか主役の二人を食ってるくらいのかっこよさ。英田センセお得意のキャラですね。
欲を言えば、俊のほうの高校生年下攻めらしいかっこよさを、もう少し掘り下げて欲しかったです。
英田センセの小説は、どのストーリーでもけっこうギリギリまで愛する男に本音を言わない主人公多いですが、そのじれったさが大好きと言うM体質の方にはオススメです。
一聡と大宮と俊の3Pぽいカラミが一番ハードなくらいで、全体には心情部分をメインにした、後味のいい話です。 -
大好きな英田サキさんの新刊!
しかも大好きな年下攻め高校生×社会人
元々関係のあった人の息子と恋愛する複雑な関係ではありますが、
お互いの気持ちがわかってしまえばなんのその・・・
とはいかなかった。
うーん、脇役の大宮の存在がすごく大きい話だと思いました。
思わず泣きました。大宮の台詞で。
何にせよ、お互いに相手に対して誠実であろうとする健気な子たちで、非常に愛すべきキャラクタだと思いました! -
若くして、恋人(厳密にはちゃうけど)の忘れ形見を引き取り、育て・・・その子が育ち・・・やがて互いに・・・ってありがちな話~
いや、そういう「ありがち」設定は、BLでは大いにアリだと思うんだけど・・・
なんかイマイチ、うわすべりしたような話だったな。
胸キュンがあるようで、たいしてキュンとこなかった。
英田さん、もっと心理描写上手だったんじゃなかった?
以前いくつか読んだ、どたばたラブコメの方がずっと、キュンと来ましたよ。
最近、「このBL作家なら面白いはず!」ってのが、ことごとく外れてるなあ・・・なぜじゃ?