誘惑された花嫁候補 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062867719

作品紹介・あらすじ

王子の花嫁候補として選ばれながら、理由も告げられぬまま突然に婚約を破棄されてしまった公爵令嬢サリアは、傷ついた心を癒すため叔母の住む辺境の伯爵領を訪れた。そこで出会った無礼で傲慢な男・クレイヴ。彼はいきなりサリアの唇を盗み、さらにはその熱い手で、王子に捧げるはずだった純潔までも甘く激しく奪っていく。いけないとわかっていながら、身体は逃れられなくなって……!?

感想・レビュー・書評

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  • サリアのブレない令嬢キャラとクレイヴの素直な俺様キャラの相性が抜群に良かった。サリアの理不尽な境遇は、結局クレイヴのせいだったわけですが。そこを含め、クレイヴとサリアが惚れてく過程の掛け合いが面白かった。

  • 王子様との結婚が嫌で逃げ出して、逃げ出して出逢った人が実は王子様だったってのはよくありますけど、今回は逆の設定で、王子様の方が断ってきて、そのあとで出逢ったサリアが気に入ったからやっぱり結婚するっていう感じです。

    小さなころから王子様のお嫁さんっていうのを言われて、それにふさわしくあろうと努力していたのに、理由も告げられずに突然破棄されたら、確かに周りの見方もこんな感じなんだろうなって思いました。

    クレイヴもサリアも間違ったことは言っていないけど、それぞれの視点が違うから、なかなかそれが交わらない。でも違う見方をする人に惹かれていって、やっぱりこの人じゃなきゃっていうのはいいです。
    Hシーンは少なめですが、このお話し的にはこれくらいでいいかなとも思います。

    ただ、設定がジュリエット文庫の「恋と泥棒の仕方は覚えます」に似ている感じもしました。ラストはどちらも王子と告げないままに姿をくらまして、捨てられたと思ったあと、王子様登場ですが、「恋と泥棒の仕方は覚えます」の方が好みかな。

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