- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879224
感想・レビュー・書評
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大川のアジア主義について詳しく論じる内容ではなく、大川の評伝的内容であり、大川の人生をざっと概観するには調度いいレベル。ただし、文体が独特というか情感が入っているので、少々読み難い。
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東京裁判で東条英機の頭をたたいたり、515事件の方が有名だが、アラブやトルコまでも含む大アジア主義を提唱した学者。
世界が狭くなった今でさえ、これほど壮大な理論を唱える人はいない。 -
無学であるため、大川周明というと、東京裁判で東條英機の頭をたたいた人という印象しかなかったが、この本で偉大な思想家というのを知った。
アジアが西欧列強の支配下にあった時代に、アジアの自立を願い、行動を起こした巨人大川周明。
彼の業績と、その弟子たちが如何にアジアの自立のために奔走したかを追った作品。
彼の盟友であった石原莞爾の話も興味深い。
終戦直後GHQの尋問を受けた石原が言い放った「今度の戦争における戦犯第一号は広島に原爆を落としたトルーマン」「日米紛糾のそもそもの元凶は、戦艦四隻を率いて浦賀に来たペリー」という本質を短い言葉で突いた名言。
日本と英米の対立が綿紡績における日英貿易摩擦など、目が開かれる事実が満載。 -
ちょっと気になったのだが、著者この人か。読まんでいいわな。
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アジア主義者大川周明についての評伝。
著者は、同じくアジア主義者である関岡英之氏。
アジア主義の系譜を知るのに、大変役立ちました。