世界を動かす人脈 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879279

感想・レビュー・書評

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  • ●アルノーとピノー
    アルノーはLVMH ルイビトンモエヘネシー
    ピノーはGUCCI
    ●ロスチャイルド家 18世紀 フランクフルトで銀行業 ユダヤ人
    ●ロックフェラー家 石油王フランス系アメリカ人

  • 政治、金融、産業などを「牛耳る」人々。日本国内の閉じたメディアの中で生活していると一生知らないかもしれない人々たちの簡単な経歴と、つながりが紹介されている。

    普通に生活していれば雑学以外の何者でもない。世界の中でビジネスをするようになって初めて活用できる知識。

  • 新書文庫

  • 300人委員会とかそういう話でもなく、普通に超エスタブリッシュメントの人脈がわかる本。持ち株会社なんかを利用した複雑すぎる会社支配をみてると日本の株式持合い(=系列)の何がいけないかったのかよくわからなくなる。
    キャピタリズムの本家本元も結構クローニー(w)な現実。

  • なにやらいろいろな人脈の名前がつらつら出てくるが、客観的な記述が少ないので現実味がない。もう少し焦点を絞って欲しかった。電話帳的。

  • “2008/12
    図書館: ボリュームありすぎて読めなかっ​た”

  • [ 内容 ]
    国境を越えて進行するM&A、EUのエネルギー再編、米大統領選挙、ロシア、中国、中東の台頭…。
    ロスチャイルド、ロックフェラーからKKR、SWFまで。
    ダイナミックに変動する世界を読み解く。

    [ 目次 ]
    序章 誰が本当に世界を動かしているのか?
    第1章 欧州の中心部で今、起きていること
    第2章 カナダの巨大金融産業を支配する“パワー・ブローカー”たち
    第3章 欧州エネルギー共同体とビルダーバーグ会議
    第4章 「新ロシア王朝」の樹立とそれを支える新政商たち
    第5章 進化を続ける21世紀のロスチャイルド家
    第6章 世界を一つにしようとしたロックフェラー家
    第7章 ウォール街の支配者たちの興亡
    第8章 グローバリゼーションに参入するアジア、中東の資本家たちと欧米資本
    終章 スモール・ワールドの行方

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • なんで家にあるのかわからない本の一冊。著者の経歴を読まなくても副島学派(?)かと分かる内容。
    ビルダーバーグ会議なんかを中心に世界を動かしている人脈がなんなのかをまとめた感じ。個人的にはあんま人脈自体には興味なかったけど、ウォールストリートや投資銀行なんかの歴史に触れれてよかった。

  • ▼評価
    ABCD 4段階のC

    ▼感想
    ・結局小さなネットワークが強大な力をつかって利益を守ったり作ったりしているさまがよくわかって読み応えがあった。
    ・ただし、登場人物が多く散漫な部分はあったが。
    ・今後アメリカ一極主義ではありえないと思うが、アジアの国々がどのように絡まっていくのかが興味深い。

    ▼抜粋・メモ
    ・グローバル化によってワンワールドになりつつある地球が、実は限られた有力者たちのスモールワールドネットワークによってうごかされているということを解き明かす。
    ・取締役会や国際諮問委員会の結果として、兼任取締役たちは一つの財界共同体(利益共同体)のようなコンセンサスをもったコミュニティと化していくことになる。
    ・要するに、「クラブ」「同窓会」「取締役会ネットワーク」「国際諮問委員会」のような人脈ネットワークが織り成す網の目が、それに所属しているものと所属していないものの情報格差を生み出している。この種のネットワークで共有される情報こそ、本当のインテリジェンス(価値ある情報)と呼ばれるものである。これが権力の源泉になっている
    ・ビルダーバーグ会議(The Bilderberg Conference)
    ・世界経済フォーラム、通称ダボス会議(The World Economic Forum)
    ・ハブ的存在(キーマン)の集まり。1970年代から多様な民族を集めている。ハブになる条件のひとつが「資産規模」であり、もうひとつが重要なクラブなどに所属するという「ステータス」。
    ・ベルナール・アルノー。LVMHグループの会長。多様なブランドを所有。
    ・フランソワ・ピノー。PPR社。グッチを所有。
    ・複雑な持ち株会社の仕組み。
    ・ナチスドイツを、アメリカの共和党財界を育てたという黒い歴史はニュルンベルク裁判とともに闇に葬られた。
    ・ロスチャイルド家。ユダヤ系財閥。イギリスで金融業を中心に活動。「シティ」(シティオブロンドン)を支配するといわれる。
    ・ロックフェラー。米国の企業家・富豪の家系。ウォール街(NY)を支配するといわれる。
    ・三極委員会。三極とは米・欧・アジア。グローバル化を推進。ロックフェラー国際主義に賛同する者達でできる。
    ・80年代にむかえた途上国の債務危機は、ロンドンやNYで作り出されたものといえる。高利貸しは、最初は威勢よく貸して、やがて身ぐるみをはいでいくが、これと同じ。借主(途上国)に対する追い込みをかける役割を果たしたのがIMF(国際通貨基金)。債務猶予などの代わりに国営産業の民営化をつきつけた。スティグリッツなどが批判する「ワシントンコンセンサス」。IMFと世銀の利害は、欧米巨大銀行の利益と密接にむすびついていた。
    ・グローバルスタンダードの押し付けが、金融資本の力で第三諸国や先進国を搾取することになりかねない。リップルウッド(ロックフェラー系)が長銀を買収したように。
    ・地球規模での相互依存関係=われわれはみな国際主義者にならなければならない by デイヴィッド・ロックフェラー。国際金融資本家
    ・2001.9.11に破壊されたWTC(ワールドトレードセンター、世界貿易センター)ビルは、ロックフェラーが権力の象徴として建てたもの。
    ・欧米以外の対等。SWFなど。シティグループを救ったのはアブダビ投資庁からの75億ドル。

  • ABNアムロは、ABN銀行とアムロ銀行が一緒になった。アムロはアムステルダムとロッテルダムの銀行でアムロ。
    世界を支配しているロスチャイルド、ロックフェラーの人脈が解説されている。ロックフェラーは日本に造詣あり。特にトヨタ。そしてロックフェラーはナチスの優生学研究を支持していた。

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