平成落語論-12人の笑える男 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879804

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    「落語」とは?
    江戸中期に始まった庶民的な話芸。 人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。 また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。

    --------------------------------------
    所在記号:新書||779.1||タマ
    資料番号:10191693
    --------------------------------------

  •  たまには「文化」的な本を読んでみようと思って、本書を手にとってみた。
     「教養」といってもいきなり「クラシック」というわけにはなかなかいかないが、「落語」も専門的にみるとけっこう奥が深いと思えた。
     「12人」の落語家たちは、名前だけは知っているが、直接彼らの落語はほとんど聞いたことはない。
     「演芸評論家」ともなると、さすがに見る視点が深いが、その評価の内容はよくわからないと思えた。やはり、落語は評論を読むものではなく、聞くものなのだろう。
     歌舞伎はこどもが継ぐのが当たり前と思っていたが、落語もこんなに二世が多いとは驚いた。才能が物を言う職業だけに、当たり外れと言っては失礼だが、なかなか苦労が多いと思う。
     本書を読んで、一度は落語を聞きに行ってみたいと思ったが、やはり小生に「文化」はハードルが高い。

  • 「落語」そして「噺家」への
    愛情がたっぷり 伝わってくる。

    ぜひ、上方編も読みたいものです。

  • 地元の図書館で読む。正直期待はずれでした。理由は簡単です。通のための本なのです。素人には難しいです。たい平の部分です。芸が荒れといると指話している。多分、正しいと思います。多くの素人は実感できません。具体例が必要です。昇太さんの部分は実感できます。決定的な仕事がないのです。オールナイト日本は失敗でした。他の番組も同様です。正直面白くないのです。喬太郎さんの評判は良いですね。一度聞いてみたいです。デジタルペンは慣れです。うまくいくと、いいですね。どうなるでしょう

  • 平成のこれからを担う落語家を紹介。
    どちらかといえば辛口の評論。

  • [ 内容 ]
    落語はとにかく聴けばいい。
    それは事実だ。
    しかし、知っておいた方がいいことだって沢山ある。
    今後注目すべき噺家はいったい誰なのか?
    平成落語の現状を論じ、その本質を掴みだす!

    [ 目次 ]
    立川談春―今、あらためて考えてみたいこと。談春はほんとうに名人なのか?
    柳亭市馬―落語の基準点。実は柳家小さんに一番近い落語家
    柳家花緑―はたして花緑の落語はおもしろいのか?七代目小さんへの険しい道のり
    三遊亭白鳥―落語界の救世主!?キーワードは“われわれも体感する日常の緊張感”
    立川志の輔―“志の輔らくご”という、既存の落語を凌駕するボーダレス話芸
    柳家喬太郎―とどまることを知らない才能の泉は、実は緻密な博打打ち
    春風亭昇太―名言“落語は漁師”。だからこそ、『笑点』には染まらないでもらいたい
    林家たい平―偉大なるマンネリズム『笑点』と林家一門が再生する将来性
    林家正蔵―ただいま醸成中。襲名以降に見えてきた正蔵「らしさ」
    笑福亭鶴瓶―狭くて広い落語界の中で、鶴瓶が次に打ち出す企画とは?
    春風亭小朝―小朝が用意する次の手の内とは?落語ファンが望む落語へのカムバック
    「二世落語家」―やっと出た将来性豊かな二世たち。有望な若手を先物買い

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 落語論、というだけあって論じている。いまをときめく12人の落語家たちについて、細かく論じている。襲名の舞台裏事情や、私生活のことやら、まあそれはそれでおもしろいかもしれないが、掘り下げすぎというか、詳しく分析しすぎてて、ちょっと鼻につく。全く知らない人が読んだら、先入観を持ってしまうような。落語は理屈じゃなくて、もっと気楽に各々の感じ方で楽しんだらいいんじゃないの。と思う。

  • 府立図書館にもあり

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著者プロフィール

たきぐち・まさひと
1971年、東京都出身。演芸評論家、編集者。「オフィスぼんが」代表。
恵泉女学園大学、和光大学、早稲田大学エクステンションセンター講師。
現在は、朝日新聞で演芸情報、しんぶん赤旗で演劇評や書評を担当。
ポニーキャニオンや日本コロムビアで落語や演芸に関するCDやDVDの監修を務める。
2019年5月、墨田区東向島の化粧品店だった旧町屋を改築し、寄席「墨亭」として
オープン。
著書に『噺家根問―雷門小福と桂小文吾』(彩流社、2007年)、『平成落語論 12人の笑え
る男』(講談社現代新書、2009年)、『2009東京落語家名鑑』(小学館、2009年)、『落語を観るならこのDVD』(ポット出版、2009年)『落語の達人 - この噺家を忘れてはいけない!』(彩流社、2011年)、『公務員試験文章理解 すぐ解ける直感ルールブック』(実務教育出版、2011年)、『八代目正蔵戦中日記』(青蛙房、2014年)、『本朝話者系図』(国立劇場調査養成部、2015年)、『古典・新作落語事典』(丸善出版、2016年)、『演説歌とフォークソング』(彩流社、2016年)等がある。

「2021年 『講談最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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