世界の野菜を旅する (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 273
感想 : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880558

作品紹介・あらすじ

この一冊で野菜通!起源、伝播の歴史からおいしい料理法まで。

感想・レビュー・書評

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  • 借りて読んだが、手元に置きたい・・・!
    内容が濃すぎて、読んでも読んでも抜けてしまう・・・
    地理と歴史と人物とのつながりに、ほーっと思うことが多く、自分の言葉にして話したいと思う事柄がいっぱいの1冊でした。

  • キャベツ、ジャガイモ、唐辛子、胡椒、茄子、里芋、砂糖大根(番外的に鱈も)の旅。
    茄子のキャビアや本場のブイヤベースの描写に涎が。

    マホメットが甘党故にアラブの菓子が甘いと初めて知り、フランスの港、ロリアン L'Orient→the orient/東方港との記述にハッとした。

    <その他の書籍紹介>
    https://jtaniguchi.com/tag/%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b/

  • キャベツ、ジャガイモ、ナス…。旅で出会った野菜を自らの農園ヴィラデストで栽培している玉村豊男さんによる、お馴染みの野菜の起源、伝播の歴史から、野菜の調理方法まで、野菜についての薀蓄がつまった一冊。
    ひとつの野菜がその土地に会った姿に変化しながら、世界中に広まった経緯を知ると、野菜を食べるのがますます楽しくなります。

  • 「世界史を大きく動かした植物」関連本。
    「料理の四面体」の玉村豊男さんによる野菜のルーツにまつわるエッセイ。

    キャベツ、ジャガイモ、タマネギ、ピーマン、ナス、キュウリ、サトウキビほか、野菜伝播の歴史と各地の料理の蘊蓄がユーモアあふれる文体で綴られる。歴史にタラレバはないと言うけれど、あの人があの野菜を持ち帰らなければ、とか、あの国がこの香辛料のために島を植民地にしなければ、とかいろいろ想像すると楽しい。

    ある地域の食文化が、どの程度その野菜を受け入れるかは論理的に推し量ることができないのでは、と著者は言う。好き嫌いとか偶然がつみかさなって、歴史や文化がつくられるおもしろさを知った本。あと各地の料理レシピが美味しそう。

  • 図書館で借りた。
    「この一冊で野菜通」との宣伝文句あるが、一通り野菜を知った上で、海外の野菜も知れるような本。
    都合により最後まで読まなかったが、また読みたいとは思っていない。

  • 旅を愛し、料理を愛し、何より野菜を愛する者なら必ず好きになる一冊!『レタス』という名前にはラテン語である意味がある、等の野菜にまつわるエピソードが盛りだくさんで読んでいて楽しくなります!

  • じゃがいもやトウガラシ、ナスやキャベツなど、様々な野菜の原産地を巡る旅。この野菜はどこで、昔はどのような形で、どのように食べられていたか。
    非常に面白い本でした。

  • キャベツ、ジャガイモ、トウガラシ、ナス、サトイモ、テンサイ(砂糖)など、普段身近な野菜が原産地から世界に伝播して行った歴史を、著者の実体験も交えて詳しく解説した博物誌的な本。

    原種の野菜が、人間の欲望によって、どのように手が加えられて現代のような姿になり、その過程で人々や地域や国家にどんな影響を与えてきたのか。特に最後の章における、テンサイから作られる砂糖が西洋諸国家を見苦しく自分勝手な係争に巻き込んでいったくだりは、普段語られることの少ないレアな歴史観が分かって面白かった。

    学術書のような堅苦しさがなく、軽いエッセイのような語り口が読みやすい一方で、それがゆえに、非常に意味の深い貴重な情報がすいすいと頭に入って来づらいのがもったいなくて、逆にはがゆいと感じた点。メモを取るなり、情報を別途整理し直す作業でもすれば、後で役立てられるような形で記憶にとどめておくことも可能であろうが、そこまでするマメさもない怠惰な読書人としては、緩やかに好感を持って読後評とさせて頂く。

  • いや、面白い本でした。野菜…と言いながら魚やスパイスなど野菜以外の食材の話も結構出てくるのですが…についての蘊蓄に著者の旅の思い出としての随筆的が散りばめられているような内容。

    1つ気になったのは、アメリカに関して「エダマメはなぜ普及していないのだろう」と書かれている点。2010年の発行の本なのだけれど、今ではEdamameは英語として通用するくらい普及していて、冷凍パックだけでなくサラダバーにもほぼ必ずあるし、ファミリーレストラン的なところでもさやに入ったままのまさに日本の居酒屋で食べるエダマメがメニューにあるところも少なくないので、アメリカで枝豆が普及したのはわずかここ数年のことなのだろうか。

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著者プロフィール

一九四五年、東京生まれ。七一年、東京大学仏文科を卒業。在学中にパリ大学言語学研究所留学。通訳、翻訳業を経て、文筆業へ。八年間の軽井沢生活の後、九一年から長野県小県郡東部町(現・東御市)在住。絵画制作のほか、西洋野菜やワイン用ブドウの栽培、ワインの醸造をする農園ヴィラデストを営む。主な著書に『パリのカフェをつくった人々』『男子厨房学入門』『新・田園の快楽』『ぼくのワインができるまで』『毎日が最後の晩餐―玉村流レシピ&エッセイ』ほか多数。

「2021年 『美味礼讃(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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