生きる希望を忘れた若者たち (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881425

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館新書367.6||SU

    著者は、現代社会において、若者にとって生きる見本がいなくなったことが問題であり、それが生きる希望を忘れることになるという大きな問題になっているといっています。みなさんには生きる見本になっている人がいますか?
                                   (ゆず)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=63228

  • 題名に惹かれて借りた本。現代社会が、なぜこうなっているのかを考える必要があると感じた。

  • 40歳の社会学者が「今の若者とは何か」「今までと何が違うのか」と考えている本。

    語られてる内容は悪くないし、著者の人柄もなんとなく垣間見ることができて自分の知ってることをばーっと書きならべて言い捨ててるような本ではない。
    むしろ学者としての姿勢はかなり好きだ。
    けれど…文体があまりにも読みづらい。
    学術的文章の書き方の
    ・一文一義
    ・今から何を語るかを述べてから論に入る
    ・章の変わり際では今まで何を語ってきたかを確認する
    などなど、一生懸命わかりやすく書こうとしすぎて逆にわかりづらくなってしまっていた気がした。

    内容は悪くないのだろうけど、正直読むのがつらい。

    それでも頑張って読み進めると、終章に近い自分の塾講師としての体験を語った部分はなかなか面白かった。
    さらに、そこから導き出される
    「少し先の未来に希望を持ち努力する」
    というのは府に落ちる結論だった。

  • 僕には難しかったです。

    希望を未来へ先送りできない時代になっていて、それでも「すでに使い物にならないかつての未来感」にしがみついている、というのことが書かれています。


    著者の立ち位置が「若者を理解し、若者と地続きのところにいる」という所にあるのだと思います。

    僕が難しいと感じたのは、きっとこの辺りが自分にない考えだからだと思います。

  • 世代として問題意識はビビッドで共感するのに構成がくどい。社会学なのか教育論なのかどっちつかずな印象。新書向きでない気がする。

  • 塾講師の経験から、2種類の「現代」を考え、希望を持って生きるための方法を述べている。

  • 勉強して頑張っていい学校に行かなくても、おいしい高級フランス料理が食べられる。
    もはや頑張る理由がない時代なのだろうか。

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著者プロフィール

1970年生まれ。現代位相研究所所長。都留文科大学非常勤講師。著書に、『憲法教育と社会理論』(勁草書房)、『生きる希望を忘れた若者たち』(講談社現代新書)などがある。

「2013年 『つながりを探る社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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