新・学問のススメ─生涯学習のこれから (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062881470

感想・レビュー・書評

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  • 著者、石弘光さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    ---引用開始

    石 弘光(いし ひろみつ、1937年4月9日 - 2018年8月25日)は、日本の経済学者。専門は財政学。学位は、経済学博士(一橋大学・論文博士・1977年)(学位論文「財政構造の安定効果 : ビルトイン・スタビライザーの分析」)。一橋大学名誉教授(第14代学長)、放送大学名誉学長(第6代学長)、中国人民大学名誉教授。オックスフォード大学客員教授、政府税制調査会会長なども務めた。

    ---引用終了


    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    一般的に生涯学習とは、学生期間を終え、社会に出たり家庭に入ったりした後も再び学習を始め、生涯にわたってつづけるものとして認識されています。さらに最近では、人生のあらゆる段階で、さまざまな場所や分野におけるフォーマルな、あるいはインフォーマルな学習・教育を総合的に含むとされています。
    経済学者としても著名な著者は、2011年5月まで放送大学の学長を務め、公開大学(オープン・ユニバーシティー)の教員として、生涯学習の一翼を担ってきました。
    そういった経験から、正規の教育課程を歩めなかった「第二の教育機会」としての社会的意義や、IT社会の進化にともなう今後の遠隔教育のあり方などについて、世界各国の公開大学の事例などと比較しながら、生涯学習の現状と課題を浮き彫りにしていきます。
    明治維新間もない時期に、かの福沢諭吉が『学問のスゝメ』を著し、広く国民に学問の重要性を説いたように、高齢社会が到来した新しい時代の下、生涯学習の必要性をあらためていま問い直していきます。

    ---引用終了


    著者は、放送大学の学長を務められましたので、歴代学長を見ておきます。

    1代 香月秀雄(1916~1992)
    2代 甲田和衛(1920~1993)
    3代 小尾信彌(1925~2014)
    4代 吉川弘之(1933~)
    5代 丹保憲仁(1933~2023)
    6代 石弘光(1937~2018)
    7代 岡部洋一(1943~)
    8代 來生新(1947~)
    9代 岩永雅也(1953~)

  • 放送大学についての理解が進んだ。また、生涯学習の意欲が湧いてきた。

  • 今となってはリスキリングの走りだが、情報が古い。

  • 生涯学習全般の内容かと思いきや、放送大学の内容がほとんどである。放送大学の成立については詳細に書かれているので、それを知りたい方にはおススメです。

  • 放送大学について国内外から考察した本。

  • 読みたい。

  • 国民がきぼうすれば生涯学び続けることができるような環境を国が整える必要がある。国民に生涯にわたる学習権を認め、それを実現させる機会を広く提供する責任がある。いつでも、どこでも、だれでも。

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著者プロフィール

石 弘光(イシ ヒロミツ)
一橋大学名誉教授
1937年東京に生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院を経てその後、一橋大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、学長(1998-2004年)。退職後、2007-11年の間、放送大学の学長を務める。現在、一橋大学ならびに中国人民大学名誉教授。その間、政府税制調査会会長(2000-06年)、財政制度等審議会委員、経済審議会委員、金融制度調査会委員などを歴任。経済学博士。専門は財政学。財政、税制に関する主な著書として、『財政構造の安定効果』(勁草書房 毎日エコノミスト賞)、『租税政策の効果』(東洋経済新報社 日経・経済図書文化賞)、『財政改革の論理』(日本経済新聞社 サントリー学芸賞)、『現代税制改革史』(東洋経済新報社 租税資料館賞)、『税制改革の渦中にあって』(岩波書店)、『増税時代』(ちくま新書)、その他多数。

「2014年 『国家と財政 ある経済学者の回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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