- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062882736
作品紹介・あらすじ
どんなに内容が良くても、
それだけでは、伝わらない!
テレビ・雑誌などメディアでもおなじみ、
自己表現(パフォーマンス学)の第一人者として活躍してきた著者が、
6年間の雌伏生活で劇的に向上した安倍晋三首相のスピーチなどをサンプルにしつつ、
最新の研究をもとに明らかにする魅力的な伝え方。
あなたは、「話す内容」だけに意識がいっていませんか?
プレゼン・スピーチ・交渉・対話……、
さまざまな「伝える」場面で、じつは話の内容以上に重要なのは、
身振りや手振り、声のトーンやアイコンタクトといった非言語表現。
聴衆を一瞬で自分に引きつける「ブリッジング話法」、
意識するだけで印象が変わる「離見の見」など、
学んで練習すれば、誰もが身につけられる方法が満載。
感想・レビュー・書評
-
非言語的コミュニケーションについて理解を深めるために読んだ。パフォーマンスは大切なんですね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022年5月・6月期展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00512052 -
●リーダーに必要な3つのロジック展開「理論」「戦略」「計画」
-
相手を操作しない話し方、聴き方を調べて
見た目から、声のトーンやテンポ、非言語が伝える相手のほとんどの情報だ。
やっぱり、私が自分自身でサイトに文章を書いてみるものの、つまらなさを感じていました。
やっぱりビジュアルから入る、そこに面白いかどうか、興味があるかどうかが最初に決まる。
次に、言ってる事の正しさや内容の解釈が決まってくる。
表現のフロントとしての入門、目次としてこの本は読んでいて逆引きリファレンス、レシピブックに近い感じがしました。
演劇は知識がないけれど、例えや引用が丁寧で読みやすかったです。
ありがとうございました。 -
「パフォーマンス学」の、日本における第一人者による本。
ビジネス場面でのスピーチ、プレゼンなどにその知見を応用する、実用的な本のようだ。
以前、同じレーベルから出ている『自分をどう表現するか』も読んだことがある(が、内容はいまいち覚えていない。)
表現は言語表現と非言語表現に二分される。
非言語的表現から環境や時間にかかわる要素を省くと、音声的要素(パラランゲージ)、動作的要素(キネシクス)、外見的要素に三分されるとのこと。
この部分を自覚的にコントロールせよ、とのこと。
第一印象はわずか2秒で決まり、それはその後も変更されないというデータもあるらしい。
ただ、読んでいて、モヤモヤする本でもある。
これがグローバルスタンダードだ、と言われると、そうかもしれないけれど、文化によるコミュニケーション様式の違いを悪く評価することになってしまう。
一つの様式に塗り固めていくことが豊かな世界なのか、と、いささか感情的に反発したくなる。
それから、すばらしいパフォーマンスの例としてよく言及される人の選び方も、気になる。
オバマ前大統領は、誰しもスピーチの名手と認めるところ。
が、安倍首相は、日々のニュースで、いろんなコンディションの談話を聞く機会が多いせいか、それほど演説上手とは思えない。
本書でメインで取り上げたのはオリンピック招致のスピーチ。
でも、それ以外のものも取り上げている。
作りこまれたスピーチではあったけれど、それ以外はどうなの?というところ。
だから、もしかすると、筆者は首相のスピーチのコーチをしているとか、何か個人的な関わりがあるんじゃないかと勘ぐってしまった。
おかげで、内容があまり入ってこない(笑)。 -
その場でのふるまいの良しあしは、キャラの話ではない。
その場その場での役割認識に応じて、適切なパフォーマンスができるかが大切。
自分自身を見る目。
相手からどう見えるかという目。
相手からどう見えるか、自分自身で第3者に見る目。
キャラを変えるのではなく、パフォーマンス力をあげるということが大切。 -
高コンテキスト文化の日本人を指導する良い教科書
アリストテレス 弁論術が引用
安倍総理の演説、オバマの演説、ジョブズの演説を用いて解説してあるので分かりやすい。久々に聞いた南カルフォルニア大のメラビアンの法則を聞いた。
-
表現され得ない能力は、ないも同然、というきついフレーズに触発。注意しつつ通読。何というか難しい、と感じる。少しずつ試したい。
-
サブタイトルあんまり見ないで借りてしまったのですが、新書にしては珍しい(?)前半理論、後半実践の実用書っぽいつくり。
理論部分の説明の半分は、オバマ元大統領や安部首相のスピーチが例題。安部さんの場合は新旧あって違いがわかりやすい。(これはこれで別に本を出している)
で、私は存じ上げなかったのですが、多分TVなんかにもちょくちょくお出になってるようで(政治家のスピーチや企業などの謝罪会見の映像分析で。ついたあだ名が人間嘘発見器)
大学教授、研究、社会人向けセミナー&プレゼン講師として大忙し。
パフォーマンス学自体自分が始めてここまで来たのだと言う自負と実績がてんこ盛りで、事実なんだろうけどちょっとな…
それが気にならなければ、話していることに特に異論はない。まとまってます。
ここから「表情分析」とか、「傾聴」「アサーション」とかに流れていく人もいそう。
気になる人は、いずれこの人の本にぶち当たるのだろうから、こちらの新書をサクッと読むのも良いんじゃないかな。
装幀 / 中島 英樹