2020年の大学入試問題 (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062883559

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  • <目次>
    はじめに
    第1章  2020年の大学入試問題はこうなる
    第2章  東大、京大、慶大、早大、医学部の入試どうなる?
    第3章  モヤ感とクラウド感
    第4章  本当のアクティブ・ラーニング
    第5章  英語力とランゲージアーツ
    第6章  教養知識から創造的教育へ
    第7章  思考力とは何か
    終章   ギフテッドの時代
    付録   文部科学省が考える「大学入試希望者学力評価テスト」の問題例

    <内容>
    かえつ有明高校の校長による2020年大学入試に関する紹介と高校で教えるべきものや教え方を提示したもの。近年流行りのアクティブ・ラーニングなどを駆使して指導すべきだと言い、自分のかえつ有明では、「サイエンス科」「プロジェクト科」でやっているらしい。それはイギリスやアメリカの大学入試問題(とくにイギリスが文科省のお気に入りのようだ)に近く、東大や京大の帰国子女枠の大が討入試問題で、すでに国内でもおこらわれているらしい。
    思ったのは、自分の母校の生徒にはまるで歯が立たない問題ではないか?ということ。著者の学校や麻布などの授業を本校でもやっていけば、やがてこういう問題に対処できるのか?想像できない…古いタイプである私のような教員が、足を引っ張るのかな?

  • 「アクティブラーニング」「高大接続」「SGH」…なんとなく使われている教育関係のキーワードの底流にある変革の本質に触れることができました。中教審の答申が出る前から高校教育の現場に立って自分なりの「モヤ感」に立ち向かってきた筆者だからこその本です。表紙扉の写真に何度、立ち戻ったことか…その度に自分も感じる「モヤ感」。きっとこの本で書かれていることは当事者のこどもや先生、親だけではなく日本という国の中身の入れ替えが激しく行われることを予感させます。よく言われる明治以来の教育改革、ってホントにそうなのだと思いました。もう始まっている、この流れを体感するために間をおかずもう一回すぐ読み返します。

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著者プロフィール

「聖ドミニコ学園」カリキュラムマネージャー、経済産業省「未来の教室」教育コーチ(2019年度)、知窓学舎カリキュラムマネージャー、「アサンプション国際小・中・高等学校」教育監修顧問。「21世紀型教育機構」理事。1962年東京都出身、暁星学園に小学校4年生から9年間学び、85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。前かえつ有明中・高等学校校長。「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。著書に『2020年の大学入試問題』(講談社)、『2020年からの新しい学力』(SBクリエイティブ)などがある。

「2021年 『いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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