- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062919982
作品紹介・あらすじ
ジュネーヴ大学就任講演、形態論、「書物」の草稿、ホイットニー追悼などソシュールの重要なテクストを訳出し、それに対する繊細かつ本質的なノートを付す。その往還自体がひとつのテクストとなって、本書でわれわれは、いつしかソシュールの思想の生の姿に立ち会うこととなる。あえて俗流解釈を排し、言語=ラングそのものを問い続けた記念碑的力作。
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
ジュネーヴ大学就任講演、形態論、「書物」の草稿、ホイットニー追悼などソシュールの重要なテクストを訳出し、それに対する繊細かつ本質的なノートを付す。
その往還自体がひとつのテクストとなって、本書でわれわれは、いつしかソシュールの思想の生の姿に立ち会うこととなる。
あえて俗流解釈を排し、言語=ラングそのものを問い続けた記念碑的力作。
[ 目次 ]
ジュネーヴ大学就任講演
形態論
「書物」の草稿
ホイットニー追悼
断章
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
11/04/06。さてさて、どのような出会いになるだろうか。
I am very expected to this book and this author. -
ソシュールは「一般言語学講義」を読んだきりだった。この本には未読の、ソシュールの草稿の類いが入っているというので、読んでみた。
ソシュールの原稿の翻訳と、著者前田英樹氏の解説とが交互に入っている体裁。
しかし、前田氏のこの「ノート」がどうもイヤだった。まるで小林秀雄ばりの、主観的・ロマンティック・自己陶酔的・過剰演出気味な文章で、どうにも鼻につく。好きになれない。というより嫌い、この人。
ソシュールのテクストはなかなか興味深かった。ちゃんとした論文・書物ではないので、荒削りでまとまっていないのだけれど、どこか刺激的な発想があると感じられた。
前田さんみたいな余計なコメントの入っていない、ソシュールの遺稿集って売ってるのかな?