「書」と漢字 (講談社学術文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062920230

作品紹介・あらすじ

「三経義疏」は聖徳太子の自筆か。正倉院に蔵された書のなりたちとは。空海の最高傑作「風信帖」の理念。天才児・小野道風の感性-漢字が日本に伝わり機能しはじめる飛鳥時代から、本格的に和様が完成される平安中期まで、書法にこめられた造形性とはどのようなものだったか。書道史上に残る逸品を解析しつつ、書と漢字の受容と展開をあとづける。

感想・レビュー・書評

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  • ふうう、やっと読了。理解できていないけど面白かったのは確か。中国の書法と和様の書法との相違、受容の歴史か浮かび上がる。名筆とされるものを題材に推理小説を読むような思いも。
    巻末に索引が有るのが有難く、今後、書の歴史の本を読む時は横に置いておきたい。現在、同じ著者の『現代筆跡学序論』を鞄に入れている。一部重複する部分有るが、日本人の「書く」こと、文字に関してのまた違ったアプローチを行っている。

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著者プロフィール

魚住和晃(うおずみ・かずあき):1946年生まれ。神戸大学名誉教授。孫文記念館長。きび美ミュージアム副館長。日中の書道史を研究。筆跡鑑定でも知られる。東京教育大学芸術学科卒業。同大学院教育学研究科修士課程修了。文学博士。著書『「書」と漢字』(講談社学術文庫)、『現代筆跡学序論』(文春新書)、『書を楽しもう』(岩波ジュニア新書)、『書の十二則』(NHK出版・生活人新書)、『張廉卿の書法と碑学』(研文出版)、『書聖 王羲之』(岩波現代文庫)、『書道史 謎解き三十話』(岩波書店)、『マンガ書の歴史【殷~唐】』『マンガ書の歴史【宋~民国】』『マンガ「日本」書の歴史』(以上編著、講談社)など多数。

「2024年 『日本書道史新論 書の多様性と深みを探る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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