新版 更級日記 全訳注 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062923323

作品紹介・あらすじ

平安中期の日記文学。菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)作。1060年(康平3)ごろ成立。作者13歳、父の任地上総国から帰京する旅の記録にはじまり、51歳で夫の橘俊通と死別するまでの半生を自伝的に回想した記。冒頭には、『源氏物語』とその世界への少女のあこがれを記す。乳母や姉との死別、宮仕え、家庭生活をへて、夫の急逝にあい、仏への帰依を願う境地にいたる、胸中の遍歴が描かれる。

感想・レビュー・書評

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  • 私が持っているのは、旧版(上下2巻)です。
    物語への憧れ、手に入れた「源氏物語」沼にハマった思春期、そして、中級貴族の現実…20世紀に生きていた私にとって、時空を超えた共感者との出会い、文学との出会いとなった本なのです。

  • 至れり尽くせりの更級日記

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著者プロフィール

1909-1998 東京生まれ。東京文理科大学文学部卒。国文学(平安時代)専攻。お茶の水女子大学名誉教授。文学博士。著書に『散木奇歌集の研究と校本』『中古私家集の研究』など。

「2015年 『新版 更級日記 全訳注』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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