- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930475
作品紹介・あらすじ
南町奉行所きっての腕利きと噂される臨時回り同心・月浦波之進。
波之進に、上司から特命が下った。それは、
「江戸の食いもの屋の動向を探れ」
いうものだった。
なんと、調べに必要な飲み食いの掛かりは、すべて請求できるという。
「そんな嬉しい仕事があるのですか?」
「わしも羨ましい」
そして、金貸しが殺された。
生前その男が告げたある料理。波之進は、その料理を手がかりに、下手人を捜し始める。
謎をはらんだ珍妙な食物が次々登場。軽妙洒脱、仰天推理の傑作時代小説ここに開幕!
つぎつぎ登場する新・珍江戸料理)
雷うどん 妖怪団子 禿げそば うなぎのとぐろ焼き くじらの姿焼き 鍋焼き寿司……
主な登場人物)
月浦波之進 容姿端麗で頭も切れ、将来が期待される臨時回り同心。
お静 波之進の妻。乾物問屋の娘。素朴な家庭料理が得意。
月浦魚之進 頼りないが、気の優しい性格。夜釣りに凝っている。
月浦壮右衛門 波之進と魚之進の父。月浦家は代々、八丁堀の同心を勤める。妻とは死別。
感想・レビュー・書評
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この主人公第1巻で死んでしまうが、この弟が仇を取るべく役目を引き継ぐ!
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叔父に勧められて読みはじめた本。
読む前はつまらないだろうな〜(๑´• ₃ •̀๑)
と思っていたが、読んでみると内容も良いし登場人物ひとりひとりが、個性溢れていてめちゃくちゃ良いではないですかァ!!✩°。 ⸜(* ॑ ॑* )⸝☪︎⋆。˚✩
正直、ハマってしまった。
叔父さんありがとう!(´▽`)
またよろしく✨ -
江戸の豊かな食文化の中で起こる事件を解決していく捕物話。禿げそばとか鍋焼き寿司とか出てくる食べ物がおもしろい。読みやすかったので一気読み。波之進のラストには驚いた。続きが気になる。
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飲食店の潜入から悪事を暴くという物語の展開は面白い。が、まずは苦言を呈したい。広く読者に読ませるために会話部分はほぼ現代風の言い回しになっている。しかし、「ありゃあ、たぶん迷宮入りだな」という表現に接した時に、この著者の時代考証能力が気になって、違和感を抱きながら読了。カバーデザインも目を引くもので内容が良いだけに残念で、驚きの結末から次巻を読むかどうか判断に苦しんでしまう。
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面白かった。一癖ある料理ネタ。本編に関係ない妖怪団子が一番食べたくなった(笑)
読みやすい。というか改行がめちゃくちゃ多い。ページを稼ぐためか?と思ってしまうレベル。そこそこ面白いのに勿体ない。
個人的な好みとしては、風呂敷が大きいのが好きじゃないので、今後追いかけるであろう敵が出てきてしまったのにがっかり。完璧ヒーローも好きじゃない。むしろ魚之進が主人公の方が面白いのに……なんて思って読んでいた。
ということで、続きがすごーく、気になる。 -
エッ?主人公じゃないの?主人公がこれって、あり?
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「味見方」なんて、風野さんらしい発想ですな。
シリーズ1作目の本書は、味見方同心に任命された月浦波之進が、謎の料理にからむ事件に挑んでいきます・・・が、ラストの急展開で、「今後どうすんの!?」という感じ。
続きが気になります! -
シリーズ第一弾
腕利き同心・月浦波之進は奉行から直々に味見方同心に、背後に潜む食べ物に纏わる悪を摘発、抜け荷に係わる事件を摘発し虎の尾を踏み、暗殺されることに、初っ端から主人公の死?