ハゲタカ4 グリード(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930772

作品紹介・あらすじ

リーマンショック直前、鷲津政彦はアメリカ経済を長年牽引した超巨大企業、アメリカン・ドリーム社の奪取を目論んでいた。その行く手に立ちはだかる敵は、圧倒的財力を持つ「市場の守り神」サミュエル・ストラスバーグ。食うか食われるか、日米の国境を越えた死闘が幕を開ける! 「ハゲタカ」シリーズ第四弾

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    鷲津がいよいよアメリカを買い叩く。どうにかなる精神でやってきた米国市場に鉄槌を下すため、米国名門企業の買収に乗り出す。

    確かにアメリカは民間企業であっても超法規措置がまかり通るなど複雑怪奇な市場構造だ。2024年現在ではUSスチール買収は、会社を救うために日本企業が行おうとしているが、大統領選挙のために心情に訴えかけた政治案件にしようとしている大統領候補を見てため息しか出ない。

    あらすじ
    時はアカマ自動車の買収劇の最中。米国でのサブプライムローン問題が噴出し、爆発の時を待っていた。鷲津は市場の神様であるストラスバーグからゴールドバーグ・コールズを救済するようにお願いされていたが、自身が銀行に興味がないのと、GCの社長から毛嫌いされたこともあり、もの別れに終わっていた。

    アメリカでいよいよ住宅バブルが崩壊する頃、鷲津はエジソンが設立したアメリカン・ドリーム社に目をつけていた。

    いよいよ住宅公社が政府の管理下に入り、リーマンが弾けるかもしれないという夜明けに差し掛かっていた。ストラスバーグは鷲津にADへの干渉を辞めさせようとCGの救済を申しつけたが、鷲津はCGの救済を飯島を使ってUTBに任せてAD取りに動いていた。

  • リーマンショック前後のアメリカを舞台にした展開。社名が全てではないが実名使われるのもストレスなくて良いです。テンポ良く面白い。下巻に期待です。

  • 経済版の大河ドラマ読んでる感じ。
    フィクションなんだけど、リーマンショックってこんな感じで起きたんだーって、なる。

  • レッドゾーンのアカマ自動車救済と並行して一部書かれているが、内容はリーマンショックの内容。
    相変わらずの様々な接点があるが、最終的にどのように一つの線になるか楽しみな内容。

  • ハゲタカシリーズ本編第四弾。
    アメリカが舞台。
    FBIが出てきたり、大統領の名前がちらついたりしてハゲタカらしい大胆なプロジェクトが動き出す。
    オバマ&マケインが争っている話等、
    ちょこちょこ史実と同じ話も絡めて描かれており、
    面白いなと思った。

  • ハゲタカシリーズ4作目。
    前半、レッドゾーンと時系列が重なってて困惑したけど、レッドゾーンで日付がハッキリ描いてなかったのはグリードを意識しての構想だったのかな。

    リーマンショック直前という上巻。シリーズでは一番面白いかも。

  • 下巻にまとめ

  • スピード感がある。リーマンショックを舞台に進んでゆく物語。実話に沿った進行で興味深い。
    下巻まで読んだか読後感は悪くない。やたらリンとイチャイチャしてるのは鼻につくが喧嘩に負けて勝負に勝った感じかな?

  • 下巻にて。

  • 自分が語彙の意味を知ってたらもっと楽しめた

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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