- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062932134
作品紹介・あらすじ
心離れてしまった仲間たちと、ジャックの足跡を追い始めたセアラ。教鞭をとっていた大学、通っていたSMバー、ジャックの妻シルヴィアの住まいとアラバマの故郷、仲間たちが心を壊された場所、「あの地下室」以外のすべての場所へ。その間にもジャックと一味からは追撃が止まらない。身と心を擦り減らしながら、親友の遺体を取り戻したい一心で闘うセアラ。そして至った事件の根源の場所で、彼女は衝撃の事実と向き合う。
感想・レビュー・書評
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下巻はいっきに読めた 大どんでんのトルネード
プロットは悪くないのに、読後感がスッキリしなかった ☆3.5詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻。ついに監禁拷問事件の全貌が明らかになり、衝撃の結末を迎えるのだが、どうにもすっきりしない結末だった。
主人公のセアラたちを監禁した心理学教授のジャック・ダーバーは最後まで表には登場しない。さらに様々な伏線も回収の仕方が今ひとつであることが、すっきりしない結末の原因か。或いは続編の構想があるのか…
本作に描かれる事件は本当に陰惨であり、読み進むうちに恐ろしさがひしひしと伝わる。 -
犯人の過去の足取りを追うなかで、セアラは記憶にない裏切りを糾弾される。自分は何を忘れているのか。獄中の犯人からは3年間の監禁で刻みつけられたトラウマを揺さぶる手紙が届く。親友の遺体を取り戻したい一心で、セアラたちは事件の核心へと切り込んでいく。新時代のダーク・サスペンス、衝撃の結末!