- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062937511
作品紹介・あらすじ
『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。殺人現場に残された12枚の遺体のカラーコピー、密室内で腕を切断され殺された教祖、隣人のストーカーによる盲点をつく手口――数々の難事件を自由奔放に解決するらいち。その驚くべき秘密が明かされる時、本格ミステリは新たな扉を開く! さらにパワーアップした傑作短編集登場。
感想・レビュー・書評
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最高にお下劣なミステリー ただの下ネタバカミスではない挑戦的な良作、援交探偵シリーズ #虹の歯ブラシ
援交を繰り返しながら、様々な事件を解決してく全七編からなるミステリー短編集。援交探偵 上木らいちシリーズ第二弾!
相変わらずの下品さが最高ですね。
様々なタイプの謎をたっぷり詰め込んであって、読んでて飽きず面白いです。紫、緑、赤が好みの作品。やっぱり「変態」って魅力的ですよね。
そして主人公の上木らいちと、買われる男性の方々の人間性描写がお見事。色情まるだしでサイテーですよ。
本作ただのお下劣な本ではありません、ミステリーとしても素晴らしいです。
バカミスぶりに惑わされずちゃんと読めばわかりますが、作者のミステリーへの情熱と研鑽ぶりがしっかり伝わってきます。特に最終章での作品へのこだわりが半端ありません、ここまで整理できているのはちょっとすごいですよ。
作者のチャレンジングで本気度が垣間見れる、本格エロミステリー。超良作ですが若い女性の皆さまや、下ネタが嫌いな人にはおすすめできませんのでご容赦を。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
'23年10月10日、読了。ebookjapanの電子書籍で。早坂吝さんの小説、三作目。上木らいちのシリーズは、二作目になるのかな?
これは、ちょっと…文庫版はかなり加筆修正されているようで…作者の力の入れ具合は、よくわかります。だけど、さ…(╥﹏╥)
特に、というか唯一、かな?解決編が、僕には「ガチャガチャ」に思えます。やり過ぎ、では?
他の短編は、それなりに楽しめました。僕は、特に「青」と「緑」が好きです。早坂さんらしい感じ!「青」なんて…バカミスすぎでしょ┐(´ー`)┌
上木らいちシリーズ、次も読んでみたい!ハハハ! -
上木らいちシリーズ2段目。
著者は設定も内容も、
中々チャレンジングなことをしていると思う。
気楽に読めるけど、
色々な意味で、
なにー!?って思わせてくれます。笑 -
前作の『○○○○○○○○殺人事件』は面白かったけど超くだらない作品だったから今回もそうなんだろうな…と思って読んだが
…おや?
相変わらず下品だけど意外と本格ミステリとしてちゃんとしている。
…と思わせてやっぱり最後にやってくれた。
いやもう発想力がえげつない。
どうやったらこんなん考えつくんだ。
読者やミステリ業界を完全におちょくりまくっていて若干腹が立つが、その才能は認めざるを得ない。
まさに鬼才。
悔しいけどハマりそう。 -
このチャレンジ!
めっちゃイカれてて最高にイカしてる! -
内容(「BOOK」データベースより)
援交探偵・上木らいちが住む高級マンションの自室には、曜日ごとに通ってくる固定客用に虹色の歯ブラシが揃えられている。現場に女性の胸部の死斑変化を記録したカラーコピーが残されていた事件、セックス教団の教祖が密室で殺害された事件…エロい難事件の数々を、らいちがロジックで鮮やかに解き明かす! -
エロミス
エロいこと自体が事件のキーになるような話が
なかなか面白い
また、最終話は賛否両論になるとは思うが、
素直にすごいと思った