鉄道配線大研究 乗る、撮る、未来を予測する (【図説】日本の鉄道)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062951821

作品紹介・あらすじ

配線図から鉄道の過去、現在、未来、すべてがわかる! 「鉄道界の知の巨人」が全線乗車取材して描いた配線図シリーズのサブテキスト

感想・レビュー・書評

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  • 配線図の一部を別の本参照にしまくっているのは、編集の怠慢。本を2冊以上構えて読むのはかなり面倒。

  • 〇駅構内やターミナルの配線を基礎の基礎から解説
    筆者の手がける講談社の「【図説】日本の鉄道」シリーズで解説してきた全国各地の鉄道配線から、体系的に日本の鉄道配線の仕組みを解説した本だ。

    配線と一言で言っても単純ではない。
    単線と複線、複々線を真っ先に浮かべる読者もいようが、駅周辺は各ホームに入るための渡り線や待避線に効率的に移るためのポイントがあったり、駅間でも車両センターや信号所での行き来でもポイントは重要な要素だったりするのだ。

    各駅の注目すべき配線、例えば新宿駅はどこの路線からどのルートで各ホームに入ることができるのか、やターミナル駅がどういう思想で配線されているのか、などが解説されており基礎から学ぶことができる。
    個人的には、同時発着競合の現状や課題、解決策についての解説がしてある70ページ以降のあたりがおススメである。

    配線という若干ニッチなジャンルから、各駅の使い方や路線の使い方などを示唆する内容になると、よりベスト。紙幅の都合でそこまで詳細な分析はできなかったのだろうけれど。

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著者プロフィール

川島 令三(かわしま・りょうぞう)
1950年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在、鉄道アナリスト。小社から1986年に刊行された最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼んだ。著者の提起した案ですでに実現されているものがいくつもある。著書は上記のほかに『全国鉄道事情大研究』(シリーズ全30巻)、『関西圏通勤電車徹底批評(上下)』『なぜ福知山線脱線事故は起こったのか』『東京圏通勤電車 どの路線が速くて便利か』『鉄道事情トピックス』『最新 東京圏通勤電車事情大研究』『関西圏鉄道事情大研究(将来篇、ライバル鉄道篇)』『首都圏鉄道事情大研究(将来篇、ライバル鉄道篇、観光篇)』『最新 新幹線事情大研究』(いずれも草思社)、『全線・全駅・全配線』(シリーズ全52巻)、『日本vs.ヨーロッパ「新幹線」戦争』『鉄道配線大研究』『全国通勤電車大解剖』(いずれも講談社)、『全国未成線徹底検証(国鉄編、私鉄編)』『全国鉄道なるほど雑学』(いずれも天夢人)など多数。

「2022年 『名古屋圏鉄道事情大研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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