ヴィンランド・サガ(10) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1398
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063107364

感想・レビュー・書評

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  • トルフィンの戦争はまだまだ続くと思っていた。

    トルフィンの中でアシェラッドは大きな存在だったと再確認できた。

    親を殺されたのはもちろん怒りにつながったと思う。ただ、心のどこかでアシェラッドやヴァイキングが問題ではなく、もっと上の存在や世界の構造に問題があるとわかっていたんじゃないかと思う。
    でもその怒りをどこかに向けるしかなくアシェラッドと戦っていたのかな。
    アシェラッドよ、安らかに眠れ。

  • これまでの10巻中、一番大事な巻かつ一番素晴らしい巻だった。

    これまでずっとトルフィンが戦士として
    どう強くなっていくかの物語だと思ってたけどそれは間違いで、
    人間としてどう強く大きくなっていくかの物語だったということに
    いまさらながら気づかされた。

    8巻、9巻あたり農奴としての物語が何の意味を持っているのか
    わかっていなかったけど、すべてはこの巻のためにあった。

  • とても美しい巻。
    9巻までの勢いにぐいぐいひっぱられる感じも大好きだけど、この10巻の美しさはたまらなく大好きだ

  • 完全にストーリーが変わってきた。こっからのトルフィンの変わり方に刮目したい。

  • カラッポの人生も
    そんなに長く続きはしない

  • 調べると、1巻を読んだのがなんと、6年も前。当時、続きも読みたいと思いながら、こんなに遅くなってしまった。これはでも、2巻や3巻あたりからの盛り上がりが半端ないから、1巻で止めるのは厳禁のやつでした。反省。それにしても、主人公を取り巻くおじさんたちのカッコよさが出色で、惚れ惚れしてしまう。でも、そんな人に限って、早々に退場してしまったりするわけではあるけど…。ひたすらヴァイキングとしての冒険が続く訳でなく、奴隷としての第2章が続いているんだけど、こちらもなかなかに展開が読めず、刺激的。まだまだ楽しめそうです。

  • 農場の大旦那の言葉が重い。「大き過ぎる富は災いを呼ぶ」
    人を殺すことしか知らなかったトルフィンが人間らしさを取り戻す巻。

  •  トルフィンが夢にてアシェラッドと再会を果たした巻である。
     彼の、現代的に言えばPTSDに当たるのだろうけど、その苦しみを背負って生きろと告げるアシェラッドの言葉には、少し泣かされてしまった。叱責する言葉のなんと厳しく、なんと温かなことよ。
     ようやく、トルフィンは生きるようになった。これからどうなるのかが目を離せないところである。星五つと評価したい。

  • 戦士だった頃の自分から変わろうともがくトルフィン。
    しかしエイナルたちの開墾した稲は人の手によって掘り返されていた。
    奉公人たちに殴られて気を失ったトルフィンは、戦士たちの果てなき戦場でアシェラッドと会う。
    アシェラッドは、トルフィンが殺した名もなき人々を背負って本当の戦士になれという。
    トルフィンの魂の叫びが木霊する。

  • 本能は隠せません。

著者プロフィール

1976年5月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。血液型B型。
「モーニング」掲載の『プラネテス』でデビュー。現在は「アフタヌーン」にて『ヴィンランド・サガ』連載中。
2002年、第33回星雲賞コミック部門賞受賞。
座右の銘:「あ、一瞬待ってください、じゃ半日でもいいです」


「2023年 『ヴィンランド・サガ(27)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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