- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063107876
作品紹介・あらすじ
『寄生獣』で世を震撼させた岩明均氏が漫画家としてデビューする前から温めていた物語、それがこの『ヒストリエ』。舞台は紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作です。蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らず、都市国家カルディアでギリシア人養父母に育てられたエウメネスは、そのおかげでギリシア的教養を身につけることとなる。ある日養父がスキタイ人に殺され、自分の出自を知ったエウメネスは奴隷の身分に落とされてしまう。それが彼の波乱の旅の始まりだったのです。
マケドニア王フィリッポスに見初められ、書記官となったエウメネス。そこで 出会った王子アレクサンドロス(後の大王)の二重人格の秘密に触れ、さらに は王の依頼でマケドニア将棋を開発する。一方、マケドニア軍は近隣に覇を唱えるべく東進を開始。拠点になるのはエウメネスが育った町カルディア。マケドニア軍の一員としてエウメネスは旧知の人々と再会した。目指す攻略先はビザンティオン(現在のイスタンブール)である。
感想・レビュー・書評
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凄く面白い・・という実感はないけれど、続きを読みたくなる作品。話の組み立て方がとても丁寧。
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これから面白くなりそう。
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人体の断面まできっちりと書く画風が好きかと言われると困るんだけど、この作者さんの世界感はすばらしいと思う。(といっても「七夕の国」と「骨の音」しか読んだ事ないけど)その画風が見事に生きるこの作品、現代と相容れない価値観で動く人々の生き様が面白い。
今のところアレクサンドロスが出てくると「はやくエウメネスの出番を」と思ってしまうけど、ゆくゆくは彼の生涯の物語になるんだろうなぁ。 -
新刊早く…
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ヒストリエの2012.1時点の最新刊。
コミックで読んでいる少ないマンガなのでとても楽しく読める。
エウメネスは相変わらず知恵に溢れている。
エウメネスは、自身をスキタイ人と受け容れている、というか自身の人種を一つのらしさ、として使っている。その上でユニークな人格を持つこと、これは内田樹が提唱する人物像に他ならない。
礼儀の使い方や自分の体との対話などの身体性もあてはまる。
これぞ、本当の意味での「利己的」
学びたいものが多い主人公の一人。 -
昔の知り合いと会う
恨まれていることがばれる前に動きだす
逃げる前に始末 -
贖え 始祖たる英雄ヘラクレスの血 慮外者の死体 人々を統べるすべる王族 ぞうとう贈答品 政を思案する時間が削がれる いざの時の折衝 粗相の無いよう