ジョーとの試合の前哨戦として、新進気鋭のボクサー滝川に野生児ハリマオをぶつけた葉子。その試合後の、滝川のジムの会長の「よくも女の道楽であんな常識はずれのバケモノを仕入れてきて、この拳闘バカが二十余年にしてやっとはじめてそだてあげた東洋ランカーをぶっこわしてくれたなっ」このセリフに私の気持ちも、全て代弁されていて、まったく葉子の道楽に似た思惑だけで1人のボクサーがつぶされてしまった。また、作品の流れとしては、今まで、ボクシングマンガとして正統に描いてきたものを、ロープの上をピョンピョン飛び回るような選手をボクサーとして出してきて、「ジョーの野生をよみがえらせる」っつーのは、作者としてはお粗末な展開に感じた。う~ん。こればっかりは納得できないななぁ・・・"(ノ_・、)"