攻殻機動隊 (2) KCデラックス

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1768
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063344417

作品紹介・あらすじ

西暦2029年。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻では草薙素子が主人公なのに対して2巻では荒巻素子が主人公。えー、どいういうことなの!?としばらくハテナになっていたのだがラストあたりでようやく意味がわかる。残念ながら公安9課のメンバーはほとんど登場せず。

    今回は電脳戦が多く、何が起きているのか話も入り組んでいてパッと読んで理解するのが難しかった...。何回も読みたい感じ。それでも随所に作者の思想が垣間見えるのでやっぱり面白い。AIが行き着く先には何があるのか?がテーマになっているかな。テクノロジーの話かと思いきゃ、宗教的でも神秘的でもあるように感じた。

    アニメも面白いので是非。

  • 諸星大二郎リスペクトな設定がぶわーって出てる。
    「オンラインゲームへ入ってゲームの「外」からなんかする」のはまぁかう言ふもんでせう。
     作者のガソリンエンジン描きたいモチベは、なんか読んでしまふ。

  • 最初の方と最後の方がかなりのボリュームのフルカラーで描き込み凄まじくて、もうこれ漫画を超えてるよね?!話は難しくてなんとなくしか分からないけど、テラテラ女体を堪能できて、それだけでも満腹だよ。ストーリーも画面も、密度高すぎてやばいなぁすごいなぁー。

  • 理屈で物語を組み立てることなら教科書があれば出来るかもしれない。但しその物語には、匂いや音や触感は生まれ得ない。キャラクタに魅力的な味付けをすることも、誰にでも出来る。けれどそのキャラクタは、読み手の心の像のなかで立って歩くことは出来ない。 この人の優れている点は、実はそこにあるのではないかと思う。オタクごのみなガジェットや専門用語、閉じられたコミュニティでのみ受け入れられがちな造形ではなく。

  • 複雑すぎてついていけなかった

  • 友達から借りた

  • ワオ…危険領域。
    1個人では抱えきれないとはいえ全人類とは言えない規模の知識群に、己を問いかけ続けたら、見出すのは歪んだ自分(歪んた鏡)だとは私も思う。検索ワードを選ぶ、問いかける、のは自分。私の制約内なのだから。ツールは使う人の能力以上のものは与えてくれないと思う。行き詰まったら、解決策は自分の中には無い。

    生命の樹の根本にあるものって…ビッグ・バン??
    分裂素子はそれぞれのプロセスで新しい生命体を創ろうとしていたのかな。

    人間と違う生命体があったとして、在りようが人間に知覚できるとは限らないと思うのよね。

    電脳から精神世界すぎて、親和性が高いのはわかるけれど、アクセスが難しすぎまする。
    熱ダレしました。
    あと全編通してほぼスッポンポンでお腹いっぱいです。

    アニメではマックスとかムサシをタチコマにしてたのは本当にリスペクトを感じる。頑張って分かりやすくしてくれたのではないか。

  • バトーやトグサといった公安9課の面々がチームワークを発揮した前作とは異なり、本作は電脳空間での荒巻素子のスタンドプレイによる電脳戦が主体。
    このため、タイトルを攻殻機動隊「隊」ではなく攻殻機動「体」にすることも検討されていたことも作者が述懐するほどです。

    前作『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』から4年5ヵ月後の2035年3月6日。
    ネットの海で人形使いと草薙素子の融合体は、別のゴーストと融合を繰り返し、同位体を生み出していた。草薙素子の11番目の同位体で巨大多国籍企業ポセイドン・インダストリアル社の考査部長である荒巻素子が、同社傘下のメディテック社所有の豚クローン臓器培養施設が襲撃されるという事件を調査するうち、他の同位体たちと接触する。

    内容も描写も抽象度が増し、前作のストレートな続編を望んでいた読者には肩透かしかも。
    そして、草薙素子が直接登場する場面は少ないものの、大半がその同位体たち(荒巻素子、ミレニアム、アンタレス、スピカ等)による攻防という点も、読者の好みを分けそうです。かくいう自分も、結局、素子による一人芝居か?みたいな感想は抱きました。が、生老病死を持ちながら模倣子(ミーム)は完全に継続性を保つ知的人工生命である珪素生命体との融合をめぐって、推進派の草薙素子と慎重派の荒巻素子で見解が分かれるところに、この作品の深淵を見ましたね。

  • 書いてあるセリフやら、7割8割方理解できない笑
    主に草薙素子(であったもの、またはその一部)の電脳の内部で起こっていることを絵とセリフにしたもの。

    第一巻とは全然趣が違うので、途中で挫折する人も多いのではないか、と推測する。もう完全に士郎正宗の頭の中というか、趣味全開に突っ走っている。艶かしい女体の描写が多いのも趣味だろう。こういう女体に様々な姿勢を取らせ様々な角度から描いてみたいという願望である。そこに批判が集まるのも想像できる。

    だけどこれを出版したという事実がもうそれは物凄いことなのであって、攻殻機動隊の原作に果てしない奥行と、他人がどう解釈しても追いつかないくらいの深みを与えているんだろう。まだまだこれから先も付随する作品が生まれ続けそうである。

    しかし人形使いと融合した草薙素子、ネット上で自分の分身とも呼べる存在(同位体と表現されている)をナンボでも生み出せるようになっていて、それは世界中のどこにでも存在できてどこにでも形をなせる(あくまでネットがあるところなら、だけど)わけで、もうそれは神と言っていいのでは?とは思ったけど、作中ではネットそのものを神のように描いている。素子=ネット=神で、個=全になったと捉えていいのかな、わからないけど。限りなく森羅万象。霊能力者の環の存在がまだちょっとよくわからない。

    この作品が理解できる人は頭がいいんだなあ。士郎正宗は天才もしくは狂人ですね。

  • ゴーストのみの知的生命体となった素子の進化の次の段階。用語と思考が不明でよく理解できず。

    珪素生物(の設計書)と融合すると何ができるようになるのか?
    望み通りの身体を手に入れられるようになるのか?最初の人形使いとの融合で捨てたものをわざわざ?
    自由に生命を生み出せるようになるのか?この線が近い気はするのだが、それは設計書が出来上がった時点で人類に可能になったことであり、生命の樹が揺らいだのが素子が融合した時点であることと合致しない。そもそも、人形使いと融合した時点で、ゴーストを持った子孫を電脳内に残せるようになってるし、作者は個々の生命の核をゴーストだと考えてこの話を作ってるわけだから、実体のある生命を作れるようになることを殊更センセーショナルに扱う理由がよく分からない。

    とここまで書いてようやく一つの解が見えた。素子目線ではなく、人形使い目線で考えるのだ。元々人間の作ったプログラムだった人形使いが、まずはゴーストを得、ついに実態のある生命を手に入れた。そう考えると、たまきが見た最後の場面も納得がいく。

  • PDF化 4500冊目 2021-01-09

  • 再読
    この作品をひとことでいうと
    意味はよくらからんがとにかくすごい自信だ

  • コミック

  • 攻殻機動隊 (2) KCデラックス

  • これは面白くありません。
    なんですか、1巻とは比べるべくもない。
    カバーに「お詫びと訂正」として、この本は1巻の続きじゃなくって、まったく違うものなので、1巻の続きと思って買った人、ゴメンなさい、などと言い訳があります。
    まぁそれはどうでも良いのですが、絵にばっかり力が入っていて、ストーリーがよくわからないし、それを説明しようという感じでもありません。1巻の時のような哲学的な何かも見当たらないし、ちょっと残念ですね。
    しかしカラーページはかなり多く、しかも独特のCG絵です。CG絵は悪くありませんが、、、

  • とても読みにくく、話が頭に入らない。

  • 前作よりも難解。。
    単語が分からないのは前作同様だけど、ストーリーもイマイチついて行けない。
    分からな過ぎて解説を読む気にもなれず。

    そして女性の裸紛いのエロいポーズばかりで見飽きる。

  • やばすぎて泣けてくるほどの名作。サイバーパンクSFに刺激を受けているのか、与えているのかなどどうでもよくて、近未来を可視化したという意味では、世界的な衝撃を与えた作品。マイクロマシン、人工知能、ハッキング、この作品のファクターのほとんどが現実化した恐るべき予言の書でもある。

  • 公安9課を去り、4年5ヶ月後。支援AIを従え、荒事を請け負い、情報の海にダイブする。事件の真相を追った先にあるものはーー。
    素子、健在です。知性体『人形使い』との結婚は上手くいったようで、順調に繁殖しています。宇宙創造の神に迫る存在へ進化してしまうのでしょうか?
    テクノロジーが極まり超知性体が誕生すると、生命樹とか創生神話とか、なんだか怪しげな話になることが多いですね。サイバーパンクとオカルトって相性がいいのかも。

  • 人形使いと融合後、ネットに流れた変種と接触する話。

  • 今でも通用する名作です。電子書籍が出ないかな…

  • 【印象】
    2035年、主人公は複数の人格と融合していた。
    1巻と比べて宗教やオカルトのような要素が強くなっています。
    その点では好みが大きく分かれるものと感じます。

    【筋立て】
    基本的に1巻と同様ですが、複雑性や抽象性が増した部分が多いように感じます。

    【画】
    1巻から10年後に刊行された作品なので絵柄も変化しています。
    刊行当時の流行を取り入れている印象を受けます。
    一部にCG的な描写もあります。

    【備考】
    その他の点は1巻のレビュー(以下URL)と同様です。
    http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/406313248X
    ただし2巻に性的描写及び流血描写は特に含まれません。

  • 電脳世界は脳内劇場そのものなので、画像化するのは難しいんだなあ。個人的にはセクシー画像に興味ないんで、あまりそっちに走って欲しくなかったな。

  • 相変わらずの士郎節で安心したけど前巻で終わってたはずのマンガだからちょっと悲しい程に違う世界だった。ただ、これが許されるのならまだ続きは作れるんじゃないかとも思った。

  • 全く分からない。これ理解できる人いるのかなー??これ理解できる人は相当頭いいんだろうなー。高いのに3冊も買ってちっとも分からないとは涙が出ちゃう。。。TVシリーズのDVD買おっかなーーー。

  • 二度目の購入。久々に読みたくなった。

  • 一巻のレビューの所に書きましたが、またまた悪い癖出た・・・コレですよ。

  • 攻殻機動隊2となってますが、前作を知らなくても十分読めます。今作は電脳空間での話がメインなのでちょっとわかりにくいかも。

  • 攻殻機動隊の2巻なんだけど、同じタイトルの別作品って気が
    してるので、個別に登録。

    やっぱり1巻が好き。

  • ヒト脳を並列させるという考えは、ネットと融合した者が考える進化の可能性としては妥当

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著者プロフィール

漫画家・イラストレーター。’82年に同人誌市場にデビュー。以降主な作品として『アップルシード』シリーズ、『ドミニオン』シリーズ、『攻殻機動隊』など。アニメ家としての主な作品は『ブラックマジックM66』。そのほか、ゲームや画集などさまざまな制作分野で活躍。

「2017年 『攻殻機動隊小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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