- Amazon.co.jp ・マンガ (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063376647
作品紹介・あらすじ
なぬっ!? 伊藤潤二のお笑い猫マンガ?? しかも実話ですとぉ! き、気になる~!!
日本のホラー漫画界を代表する作家・伊藤潤二=ホラー漫画家J。犬派だったJは、婚約者の希望で猫を飼うことに。外国種の仔猫むーと、呪い顔の甘えん坊猫よん。Jの想いとは裏腹に、猫は全くJになつかない。
‥‥ガンバレ、J !
ホラー漫画家・伊藤潤二のお笑い猫マンガ! 笑いと恐怖は紙一重、愛猫のコワかわいさにおののいちゃってください!! 実話エッセイコミックなのにギャグ漫画。こんな強烈な猫マンガ、他じゃ見あたらんよ。伊藤潤二ファン、必読の1冊ですヨ~。
感想・レビュー・書評
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ホラー漫画家・伊藤潤二の猫マンガエッセイ。
あの伊藤潤二の絵のタッチで描かれるニャンコがおどろおどろしい。
特によん、は「呪いの猫」と、伊藤さんが評している通り横溝正史の小説チックな顔面で、駄目押しに背中に髑髏模様もあるホラー猫。
まさに、伊藤潤二に出会うために生まれてきた猫、といっても過言ではない。
のちに奥様となる婚約者の女性も、なぜかほぼほぼ白目で描かれている。(ご本人にすごく怒られたらしい)
どちらかというと犬派で、猫はそんなに…だった伊藤さんが、あっという間に猫たちに陥落されていく姿が微笑ましい。
2009年3月31日初版発行、2021年10月1日で27刷も発行されている、ロングセラー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラー漫画家の伊藤潤二先生による、まさかの猫漫画エッセイ。
全10話。おまけページ・・・お尋ね申す、J先生!
PHOTO GALLERY。あとがき。
図書館に、店主の本棚という特設コーナーがありまして、
今回は猫グッズの専門店の店主さんが勧める本を紹介。
え、伊藤氏と言えばホラー。なんで?
表紙の猫の絵からして、怖そう・・・だが、しかし・・・。
猫の魔性に憑りつかれての恐怖の日々と思いきや、
実は、猫の魔性に囚われての猫愛駄々洩れの日々。
カラーの猫写真を見れば、その魔性に堕ちたデレデレさが
伝わってきます。実際のヨンとムー、可愛いです。
ホラーなテイストで描かれるのは、猫たちに好かれたい
という気持ちがエスカレートしての、ギャグ化。
ドクロを背負った呪い顔のヨン。
初っ端からJ先生を篭絡した外国種猫のムー。
マイペースで気まぐれな猫たちに、振り回される、J先生。
猫推しで猫心を鷲掴みにし、J先生へマウントをとる、A子さん。
ちなみにA子さんは妖怪えほん『とうふこぞう』の絵の人。
それにしても、何度もページをめくってしまう、
不可思議な魅力があるんだけど・・・これは誘惑の呪い? -
16冊目『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』(伊藤潤二 著、2009年3月、講談社)
ホラー漫画の大家、伊藤潤二先生の2匹の飼い猫「よん」と「むー」をモデルに描いたエッセイ漫画。
伊藤先生らしいホラータッチな絵柄と、ほのぼのとした猫たちの触れ合いのミスマッチ感が独特の読み応えを与えてくれる。プロ作家デビューする前はギャグ漫画も描いていたと言う伊藤先生。シュールギャグ漫画としての面白さも一級品である。
「我が家に呪いがやって来た」
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これがホラー漫画家の猫漫画......!!
最近の浮ついた猫ブームに一石を投じる作品といえる。内容は普通のエッセイなのに画風はそのままなもんだから不必要に不吉な雰囲気になってしまっているのが笑える。「貸せ!!」と物をふんだくる描写にもニヤリ。
同時にホラー漫画家からは世の中こんな風に見えてるのか~、なんて妙も感心する。ツチノコなのだよ、ツチノコ。呪いの猫だしなぁ -
まさかの猫漫画!?
伊藤潤二作。なんと、ホラー漫画家が動物漫画まで描いてしまうとは!
他の作品とは一風変わった猫漫画。作者が飼っている猫を飼い始める経緯から現在までをホラーチックに且つ、面白おかしく描いた作品。
作者の飼い猫に対する憎しみ(という名の愛情)、恐怖(という名の愛情)、そして愛情。その溺愛ぶりが溢れる作品!
この作品はいつになくリアル描写な猫と作者の家族を描いたある意味、ファンとしてはとても嬉しい作品!
もちろんホラー漫画と風は変わらないのに猫漫画。これだけでもクスりと笑えるのに内容もいつになくシュール!もうツボにハマって読んでいてニヤニヤしている始末! ホラーが苦手でも猫が好きなら!それ以外でもシュールな笑いを求める人にもオススメ!
できれば、シリーズ化して続編もどんどん出して欲しいというのが密かな要望。 -
自分は犬派だと言いつつも、一緒に暮らしているうちに、どんどん家猫への愛が増していく作者。そして、作者の愛が増せば増すほど、まがまがしく呪われたタッチで描かれる猫たち。
ああ、なんて気持ち悪くてかわいいんだ! くそっ! 認めん、認めんぞ~~~~~っ!!
「ホラー」「笑い」「猫」、だなんて、俺得にもほどがある。
家出した「よん」の救出で爆笑し、去勢手術で「むー」の生死があやぶまれたところでは、一緒に涙目になってしまった。
おどろおどろしい笑いと、深い愛にあふれた素晴らしい漫画。
よって、この本は呪われている。 -
ホラーだ
一風変わった猫漫画で笑えます。奇妙な読後のさわやかさ…。 -
人によっては、化け猫かもしれないが、化け猫だって、可愛いにゃ
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ずっと欲しいなぁと思ってたら、友達が好きだと思うっと
プレゼントしてくれてびっくりっ!
そんなうれしい経緯で読めることになったよん&むーちゃん。
実は2匹ともウチのネコにそっくりな風貌で
更に更に思い入れが入りつつ読了♡
こんなにも猫が好きになるまで、ワタシも理解できなかったことを
J先生を通して思い出しておかしかったり笑っちゃったり♡
変わらずブスーっとした顔をしてても、今すっごい喜んでるとか
いろいろと分かりあえていく幸せと、ぎゅむーっっっと
羽交い絞めしたいほどの愛おしさを猫に押し付けてはいけないもどかしさ。
愛の空回り。分かる!すごく分かる!と思いつつ[笑]
ネコたちと過ごす面白み、楽しさ、あったかさを
ホラーテイストを交えつつ[笑]楽しく読めるステキな1冊でした!
猫への愛を共有することってなんでこんなに幸せなんだろう♡ -
結局4冊くらい買った。そして友達に配った。