山賊ダイアリー(5) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063545265

感想・レビュー・書評

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  • 獲って、食べて、描く。
    猟師兼漫画家による狩猟コミック第5巻です。

    前巻までで1回目の猟期(通例、11月15日から翌年2月15日まで)が終わり、今回は休猟期から始まっています。休猟期でも著者が自分で食材を調達する姿勢は変わらず。
    春は山菜の季節。種々の山菜を見つけて食べる著者の知識や工夫に感心します。ただ、野生のものは成分が強かったりするので、毒のあるものはもちろんですが、そうでなくても食べ過ぎには注意が必要なようです。
    動物性タンパクとしてはアメリカザリガニ。ザリガニ釣りでたんまり釣って食べてみています。可食部は意外に少ないようですが、それなりにおいしいようですね(ちょっと興味がわきますが、うちのザリガニ、もう1匹しかいないし食べちゃうわけにもなぁ・・・)。
    さらには元自衛隊員の先輩猟師さんと川に出かけるのですが、そのときのサバイバル鍋(?)の中身がすごい。アカミミガメにウシガエル、トノサマガエル、アメリカザリガニ、マムシ。・・・何ですか、それ? マクベスの魔女の鍋ですか・・・?
    黒い色に染まったスープは食欲ではなく不安をあおったようです。お味は、読んでのお楽しみということにしておきましょう。

    いざ、猟期が始まりますが、著者は初日にハプニングに見舞われてしまいます。その際に同行していた先輩老猟師とのその後のやり取りが心に響きます。

    ところで、表紙のネズミのお化けみたいなものは・・・?
    はい、ヌートリアです。
    近年、特に関西を中心に増え続けている外来種です。個人的には本シリーズを読み始めたきっかけはこの生きものです。
    著者がこれまで何度かニアミスしながら、食べる機会がなかったヌートリア。この回ではついに食べています。焼いたものに岩塩を添えて、あっさりとした食べ方ですが、なかなかおいしかったようです。大きめの個体で優に大人4人分取れたとのこと。ほぅ。意外においしいのですか・・・。

    その他、鳥の狩りや道具についての話など、今回も盛りだくさん。
    野生動物を食べる際には、やはり加熱はしっかりした方がよさそうですね。

    自分でできる気はあまりしないのですが、このシリーズ、いつも感心させられ、いつもおもしろく読んでしまいます。

  • 免許更新の話やら編集さんにカラスをごちそうする話やらありますが。

    そんなのがかすむほどの話はやはり、岡本さんと佐々木さんのケンカですか。

    岡本さんが目に怪我をしてしまったことが元で起きてしまったわけですが、この話は実話なんですかね、話が出来過ぎている気がしますが。

    まあ、どっちにしろ佐々木さんはいい人なんです、はい。

  • 表紙のヌートリアが可愛すぎる。しかし、巨大ネズミ。実物をY川で何度も見た事があるが可愛い。巨大ネズミだが。しかし、ヌートリアが食べれるとは思ってもいなかった。あと、アカミミガメ(通称ミドリガメ)やアメリカザリガニも。アカミミガメを解体し、食べるシーンはアカミミガメを飼っていた事もあり、顔が引きつってしまった。まさか、食べるとは思っていなかったので衝撃的であった。

  • 思い返してみると結構怪我してるんだよねそういえば。やっぱ山は怖いな。

  • 毎回楽しみ

  • ザリガニはフィンランドなんかではポピュラーでザリガニパーティなんてのもあるらしいけど、アメリカザリガニと同じなんだろうか?

    それにしても今回はやはり、読んだ人みんなムスカ大佐になるよねw
    そして、粘膜だからすぐに治るって初めて知ったよ。
    あと、連載開始前から話しが始まっていたのにびっくり。そうだったのか…

  • もう途中から「目が…目が…」と思いっぱなしで話半分な感じに。
    ヌートリア、絵でみるとカワイイ感じだったから解体シーンはなかなかに可哀そうな気分に。

  • あわや失明の危機!
    恐ぁー。

  • 目の怪我が痛そうです。でも感動エピソードもあり、いつもとちがう山賊ダイアリーでした。

  • 遂に2年目の猟期突入
    料理シーンも多いので何か自炊しようって気にもなる

著者プロフィール

弁護士、米ニューヨーク州弁護士、証券アナリスト。
岐阜県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。一橋大学法科大学院及びペンシルバニア大学法学修士課程修了。ロイター通信(当時)勤務を経て、弁護士登録。現在は骨董通り法律事務所(東京)パートナー。神戸大学客員教授、JCBI(ブロックチェーン・コンソーシアム)著作権流通部会長などのほか、著作権、Web3などに関する関係省庁の委員も務める。趣味はリズムタップと茶道(松尾流)

「2024年 『著作・創作にかかわる法律 これでおさえる勘どころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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