カイテンワン(1) (イブニングKC)

  • 講談社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063546903

作品紹介・あらすじ

「僕の全身をロープで縛ってください」衝撃の台詞で始まるボーイミーツガール物語。全国から何かに秀でた生徒を集めた星の下(ほしのもと)学園に通う主人公木場(キバ)シンは最強番長を目指すヒロイン墓場巫子(ハカバミコ)に突然告白する。校庭でガチで喧嘩する二人。格闘センスに優れる巫子に圧倒されるもシンは根性で逆転勝利を収める直後、何故か彼は彼女にキスしてしまう。そして学園に敵が攻めてきた。

感想・レビュー・書評

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  • 一言で表現するなら、ごんぶと、だな、この『カイテンワン』は
    ぶっちゃけ、帯で藤島康介先生がコメントを書くのは反則じゃね、と思ってしまう。プロに、ここまで魅力を端的かつストレートに表現されてしまったら、素人としちゃお手上げである
    超一流は、超一流を知るってことか。そうなると、藤島先生の『トップウGP』(3)の帯に、柴田先生のコメントが載ると期待してもいいのだろうな。柴田先生は不義理をしない、と信じている
    ただ、何もしないってのは、何か、こう、悔しいので、感想を書く事にした
    藤島先生の推薦コメントに勝てる、と思えるほど、調子には乗れないが、やれるだけはやってみよう
    この『カイテンワン』は、前作の『妖怪番長』の正統続編と受け止めている、私は
    三人のヒロインは健在ではあるが、今回の主役は表紙をまるっと支配している男子高校生、木場シンだろう
    最強の人間兵器である木場ヤスオの弟ってだけでも、読み手はギョッとしたってのに、まさか、妖怪との戦闘より先に、ラブコメ旋風が巻き起こされるとは予想もしていなかった
    それでいて、アクションシーンも激熱なのだから、ほんと、柴田先生は容赦ないって話だ
    兄・ヤスオと比較すると、さすがに粗が多いにしろ、ポテンシャルを見れば、兄以上じゃないだろうか、シン。やっぱ、愛の力で覚醒するのかね、これから
    ただ、ライバルが鎖子が立ちはだかるとなると、シンは冗談抜きで、命懸けで恋路を全力疾走する必要があるな
    また、今回は異能を持っている者がクラスメイトなので、彼らとの連携も、今後、楽しみにしたい
    そんで、何より、『妖怪番長』で共闘した仲間たちの再登場があるのか、そこも大事だ
    お勧めの回は、当然、第3話「決着・・・・・そして」だ。巫子に実力で勝ち、降参を引き出した上、ファーストキスまで貰っちゃうシン、男だねぇ。そんなシンを殴り飛ばす鎖子、愛かねぇ
    この台詞を引用に選んだのは、木場シン、とんでもねぇな、と同じ男として唸るしかなかったので。この状況で、愛の告白って、並みの神経じゃないぞ

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著者プロフィール

1972年、北海道出身。1992年に「ヤングアニマル」にて『谷仮面』でデビュー。その後、同誌にて『エアマスター』の連載を開始し、TVアニメ化もされる大ヒット作品に。その後「週刊ヤングジャンプ」にて『ハチワンダイバー』の連載を開始。2008年版オトコ編「このマンガがすごい!」で1位を獲得、さらに同年にTVドラマ化もされるなど大ヒットとなった。現在、コミックDAYS月曜日枠で『ブルーストライカー』、月刊ヒーローズにて『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』を連載中。将棋の腕もプロ級であることが知られている。

「2019年 『ブルーストライカー(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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