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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784063646931
感想・レビュー・書評
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漫画版の正当な続編にあたる仮面ライダー小説版。
漫画版を元にしているので、FBI捜査官は滝次郎ではなく滝二郎で、立花藤兵衛はおやっさんじゃなくて禿頭の執事になっています。
再生怪人や10人ライダーが登場するので、知っていればなお楽しめるとは思いますが、SPIRITSのようにライダー達の過去の出来事に絡めたストーリーなどは無いですし、ライダー同士の掛け合いもほぼ無いです。
石ノ森氏の仮面ライダーは未読、昭和ライダーはすべて見ていますが、前提知識は無くても楽しめる内容になっていると感じました。
また、HERO SAGAの早瀬マコトが書いているということでちょっと身構えましたが、普通に小説として楽しめる内容でした。HERO SAGAの文章はちょっとあれですが、長い文章を書いたほうがちゃんと書けるタイプなんでしょうか。
内容は、本作の主人公・仮面ライダーガイアが誕生するまでの話です。(仮面ライダーEVEというライダーは登場しません)ネタバレはできるだけしたくないので細部は記載しませんが、悪の組織による誘拐、望まれない改造、悲しき運命に立ち向かう、一人の仮面ライダーの姿が画かれている作品でした。
ガイア、結構ムキムキです。少年のような出立の主人公から変身するにはちょっと無理があるかも。大分終盤にならないとガイアにはならないのですが、ガイアに変身する前のガイボーグの姿のほうがキャラクターに対し違和感がない気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
石ノ森章太郎さんが描いたマンガ版『仮面ライダー』にお話が繋がっています。
キャラ設定が違うんです、TV版とマンガ版って。
石森プロの早瀬さん、いい仕事してます。
『仮面ライダー』が持つ怪奇性、孤独感、不安定さ等がしっかりと描写されていて、“石ノ森ワールド”にどっぷり浸れます。
“正統なる続編”といわれる所以ですね。
あと紺野さんの挿絵もグーです!
石ノ森ライダーをあそこまで描けるなんて、驚きです。
著者プロフィール
石ノ森章太郎の作品





