バガボンド(29)(モーニングKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1211
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063727500

作品紹介・あらすじ

「強い」とはどういうことか……。
六十余戦無敗だった男「宮本武蔵」を、井上雄彦が圧倒的画力で描く超話題作!


七十人斬りの咎で囚われた武蔵。命と引き換えに、深く傷付いたその右足は、武蔵に剣を捨てることを迫る。殺し合いの螺旋から逃れられるーー。そう思いながらも、武蔵は、燃え残る剣への執着に煩悶する。

感想・レビュー・書評

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  • 牢屋に入るも自分を見つめなおす修行のようだ。。

  • それぞれの生きる道は、天に完璧に決められていて、
    それでいて完全にに自由だ。

  • 京都所司代の板倉勝重の命により、牢に入れられることになった武蔵は、そこで自分自身を改めて見つめなおす時間を得ることになります。

    一方、本阿弥光悦のもとにいる小次郎は、小倉細川家に仕える小川家直(おがわ・いえなお)という侍と対峙していました。刀の代わりに小枝を手にする小次郎との立ち合い、小川はその実力の違いを知ることになります。

    少しストーリーの流れがゆるやかになったように感じます。もともとあまり展開の早いマンガではないのですが、大きなコマ割りで武蔵の心境を具象的にたどっていくので、少しまどろっこしさも感じてしまいます。

  • 一太刀浴びせた者に感謝をとは、塞翁が馬みたいな、ね。沢庵が天とのつながりを自覚したときの描写が光の描写が印象的。

  • 沢庵の話って、天とか祈りなんて持ち出さずにもっと素直に自分の気持ちを武蔵に伝えるべきだと思う。読んでると説教嫌いとしては面倒くさくてしょうがない。でも絵は見ていてほんと気持ち良い。

  • 70人斬りを果たし、新たな道に進もうか考えている武蔵と、この殺し合いの螺旋から逃さない剣士達がいて、次巻以降も楽しみである。

  • 二条城 地獄の行き止まり 江戸 剣術指南役 我執 成長したのか?満足しちまったのか? いかに鞘から抜かずにおくかそのために我々は死に物狂いで剣を振っとるのだ 剣と女体 小倉 岩間 小川 帰る場所 聾唖 それでも天はお前とつながってる 小枝 相手の方が優れているという事実をつきつけられる 我が人生の時の時 螺旋

  • 人生を、人を、道を考える巻。哲学だな。

  • 剣の極みは小枝と刀の差異を凌駕する。

  • 立ち止まり、思考する武蔵。我・己とはなんなのか。沢庵の語った天の言葉「お前の生きる道はこれまでもこれから先も天によって完璧に決まっていて それが故に 完全に自由だ」に鳥肌が立つ。

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著者プロフィール

1967年生まれ、鹿児島県出身。北条司氏のアシスタントを経て、1988年『楓パープル』でデビュー。 90年から連載を開始した『SLAM DUNK』は累計1億部を超える大ヒットとなった。98年より「モーニング」にて宮本武蔵を描いた『バガボンド』を大人気連載中!! 車椅子バスケを描いた『リアル』は「ヤングジャンプ」にて不定期連載中。

「2014年 『バガボンド(37)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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