ディザインド(1) (シリウスKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063762891

作品紹介・あらすじ

その男の”眼”は……世界を撃ち抜く! 咆吼するサスペンス・アクション!!
世界という名の戦場に、カメラを手にした野獣が挑む!! スタイリッシュなバイオレンスでモーニング読者を震撼&熱狂させた傑作、『キリコ』の木葉功一が、初期衝動に回帰した!! 圧倒的な筆力で、渾身の熱量を放射する新生・木葉功一の新境地!!

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂幸太郎オススメってなってたけど、確かに一気に読ませるパワーがある。

  • 武闘派報道カメラマン、虎髪朗。
    闇に埋もれる真実を追う姿は獰猛なハンター。
    手に持つカメラは捉えた相手を殺す銃口のようです。
    テロリストと対峙し、殺し屋どもを蹴散らし、バイクをかっ飛ばす。
    スクープ撮るためそこまでやるかの血塗れハードアクションです。
    痛快です。

  • めっけものです。
    主人公は、生きている実感を掴み続けるために命を削って真実に迫るフリーのカメラマン。
    矛盾や欺瞞が混沌と渦巻く世の中に、腕力とメディアの力で挑みます。
    作品全体の熱量がとても大きい。
    絵柄は独特、だけど安定感があります。
    そして主人公に様々なテーマを追わせることで、時事性を備えた物語の幅が無限に拡がる予感。
    あとは各キャラクターをどれだけ魅力的に育てていくかだと思います。

    それにしても、これほどメディアが力を持った時代ってなかったわけで、
    諸刃の剣どころではない危うさの中に自分達がいることを、あらためて感じました。

  • 虎髪明、フリーランスの映像カメラマン。
    高額の報酬と引き換えに危険地帯に潜入し、必ず世界を揺るがすスクープをゲットできるタフガイ。
    メインのクライアントは、報道番組のプロデューサー鷲頭。
    今回のターゲットは、病院をジャックした少年犯罪者の素顔を撮るべく病院に潜入してのライブ中継、ある銀行の計画倒産の陰謀を告発した厚労大臣の独占インタビュー。
    国家の陰謀が絡み、籠城事件の最前線で、警察やヤクザと大立ち回りすることすら恐れない強靭な肉体と度胸と最新鋭のハンディカメラを武器に危険地帯に潜入する虎髪明のタフガイヒーローぶり、ニュース番組にはなかなか現れない国家の陰謀のドス黒さ、壮絶なカーチェイスやバイオレンス、木葉功一の作品では「キリコ」に匹敵するハードボイルドコミック第1巻。

    伝説の短編「カフェ・ボヘミア」前編も、「レザボア・ドッグス」のような強盗一味の裏切り者探しと大金をめぐる壮絶な駆け引きとバイオレンスが楽しめる1編。

  • ベクトルこそ正しいものの凶暴で大胆すぎる主人公が頼もしい。巻末短編もケレンがいい。この人の描くカッコよさは格別のものがあるなあ。

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著者プロフィール

漫画家。1995年、アフタヌーン四季賞で四季大賞を受賞した『JAGUA(ジャギュア)』にてデビュー。98年、週刊モーニングに『キリコ』を連載開始、そのエネルギッシュな表現で注目を集める。他の代表作に『クリオの男』『フルーツ』など。現在、週刊漫画サンデーにて意欲作『セツ』を連載中。

[HP/ブログ]
「木葉功一のブログ」→ http://d.hatena.ne.jp/kibakoichi/

「2012年 『NEMESIS No.7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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