はっちゃん、またね 多発性骨髄腫とともに生きた夫婦の1094日 (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
4.10
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本棚登録 : 29
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063773651

作品紹介・あらすじ

「はっちゃんのいないこの世界は
死ぬほど空しい。
でも、私は生きてゆく――」

多発性骨髄腫を発症した夫・加賀八郎(「THE GOOD-BYE」ベース、ボーカル)との日々を
妻で漫画家の池沢理美が描いた、夫婦の闘病コミックエッセイ。
夫婦で過ごした切なくも愛おしい1094日間の物語です。

「壮絶な闘病、そして喪失の哀しみののちに残ったのは、愛でした――。」

(「THE GOOD-BYE」メンバーからのメッセージを巻末に収録!)

「はっちゃんのいないこの世界は死ぬほど空しい。でも、私は生きてゆく――」多発性骨髄腫を発症した夫・加賀八郎(「THE GOOD-BYE」ベース、ボーカル)との日々を、妻で漫画家の池沢理美が描いた、夫婦の闘病コミックエッセイ。夫婦で過ごした切なくも愛おしい1094日間の物語です。「壮絶な闘病、そして喪失の哀しみののちに残ったのは、愛でした――。」

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館闘病記コーナーWith T||493.29||多発性骨髄腫

    この本は“はっちゃん”こと加賀八郎さんが多発性骨髄腫という病と闘う姿を、妻で漫画家の池沢理美さんが闘病コミックエッセイという形でマンガとして出版したものになります。
    バンド仲間でもあったはっちゃんと奥様の絆、そして音楽で繋がった仲間たちとの絆、その中で最後まで生きることを諦めないはっちゃんの姿には本当に心打たれるものがあります。多発性骨髄腫だけではなく、最期の時を迎える“緩和ケア”についても考えさせられる作品となっています。
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=86064

  • THE GOOD-BYEのベーシストな方の奥さまによる看取り闘病記。Kindleで読了。自分が病気してから闘病記に目が行くようになりました。
    はっちゃんこと加賀さんの55歳という若さでの訃報を耳にして驚いた記憶はありましたが、まさかこれほどまでに壮絶な「多発性骨髄腫」との闘いがあったとは思いもよりませんでした。
    ギリギリまで生と音楽を諦めようとしなかった夫を支え続け、その身体が限界を迎えるまでを見つめ続けた、奥さまの池沢さん。この作品の執筆の原動力となったのは、もちろん漫画家としての性もあるでしょうが、やはり何よりも愛する夫について描き残したいという、夫への夫婦愛、そして共に音楽に関わった者としての同志愛の強さに他ならないと思います。
    読後、緩和ケアの難しさについて考えずにいられなかった作品でもあります。身内だけで穏やかに最期を迎えられる環境をいかに整備するか? また、死を迎えようとする身体の、患者により少しずつ異なる苦痛をいかに汲み取り軽減するか? いずれも口で言うのは容易いですが、決して簡単ではない。では、自分が患者あるいは患者家族として問題に直面した時いったいどうすれば良いのか? 悔いのないよう看取れる(看取られる)ことができるのだろうか? など、普段から頭の片隅で考えておいた方が良いのだろうという考えに至っているところです。

  • 病気について夫婦で話した本でした。病気こわい。

  • 最近、iBooksで買うマンガはエッセイマンガばっかだな・・・

    でまぁ、人前で泣きながら読んだわけだ。
    人の生き死にではあるけど、それより、そこに捧げられた感情に泣くんだよ。

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著者プロフィール

東京都出身。
1984年『別冊フレンド』 (講談社)にてデビュー。2000年、『ぐるぐるポンちゃん』で第24回講談社漫画賞受賞。他に『はっちゃん、またね』『オセロ。』『憑いてますか』など。

「2020年 『講談社 学習まんが 日本の歴史(5) 貴族の栄華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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