- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063803747
作品紹介・あらすじ
「妊娠」「出産」。他人事だと思っていませんか?男が妊娠・出産するようになり、早10年。エリートサラリーマン、桧山健太郎は、自分が妊娠したことを機に、世間の「男の妊娠・出産」に対する偏見を目の当たりにする。最初は自分の居場所を作るため、出産を決意した桧山だったが、その行動は、すこしずつ、周りの人を、そして自分自身を変えていき……?
「妊娠」「出産」。他人事だと思っていませんか?男が妊娠・出産するようになり、早10年。エリートサラリーマン、桧山健太郎は、自分が妊娠したことを機に、世間の「男の妊娠・出産」に対する偏見を目の当たりにする。最初は自分の居場所を作るため、出産を決意した桧山だったが、その行動は、すこしずつ、周りの人を、そして自分自身を変えていき……?
感想・レビュー・書評
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男が妊娠するマンガは寿たらこ「セックス・ピストルズ」という前例が既にあって、それはBLなんだが、このマンガは
それを女性目線で綴り直した感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある人にとってはピンチと思われることもチャンスに変えることができるんだと思った
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男だ妊娠したらどうなるか
そこまで深くじゃないけど、思った以上に真面目で楽しい漫画だった -
女性も男性も妊娠する社会。と言っても未知の目新しさより、現実社会の鏡として、思い当たる事が満載なのも本作の魅力。後半から出て来る亜季さんの戸惑い方や現実の受け入れ方も、子供を産まない側の心理をうまく表していて面白い。現実の、否、むしろ現在とは少し違う、でも有りそうな社会。
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当事者じゃないと分からないツラさとか、不安とか、きっとちゃんと描かれてるんだと思う。
産む生き方、産まない生き方が、女性だけの選択肢じゃなくなったら、世界は変わる...のかな? -
男性の妊娠メカニズム云々の説明はないが、スルッと読んだ。ジェンダーとか不妊とかデリケートな内容を軽く?読ませるのはお見事。主人公が『妊夫』である事を除けば、妊娠初期から出産まで家庭や職場でのメンタル面の変化がわりとポジティブに描かれてて(むしろポジティブ過ぎ?)前向きな気持ちにはなる...んだが、天邪鬼な私は男性作者(視点)で、妊娠メカニズムとか、人口の変動とか、日本の少子化がどうなるとか、近未来SF的なのが読みたいようなw
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男が誰の子だと男自身の腹に問いかける羽目になるというこのマンガ。そして、妊娠はどうしても社会の中ではマイノリティーな存在に追いやられるものなのだと見える。
しかし、ヒヤマケンタロウはとても前向きで積極的なのだった。 -
友人から借りて。
タイトルを見たとき「とうとう川原泉の言ってた世界が現実となったか!」と私の心が期待と驚きに満ちました。
『笑うミカエル』の『夢だっていいじゃない』で史緒さんが「男にも生理があればいいのに!そしたら妊娠する確率も半分」みたいなことを言ってて、その史緒さんの発想が現実になった場合を描いたこの作品。
コメディかなと思ったら全然違って真面目な内容だった。
なぜ男が妊娠するようになったのか生物学的なことが明らかになってないところが残念やったし、男の妊娠に対してマイナスの立ち位置にいた桧山が積極的になっていったのが急な展開だなと思った。まあ一冊で完結だからかな。
性格が柔らかくなったよね。
一つ一つの話が考えさせるようにできている。
いろいろな形で妊娠をテーマに描いていて、子供ができない人、中絶した人、子供が嫌いな人。「妊娠・子供」一つを軸にこんなにもいろんな面からみられるんだね。
この漫画、まだでたばかりだから知名度が低いと思うんやけどじわじわと人気というか評判になるんじゃないかな。 -
男性も妊娠する世の中になり(生物学的な理由らしいが詳細は不明)、妊婦や育児中の大変さを訴えるストーリー。なんか、説教くさくてダメだ。設定はいいのに笑いポイントがないからなー。
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男性の自然妊娠率が女性の10分の一の世の中。未婚で妊娠してしまった男性サラリーマン・ヒヤマケンタロウは世間の差別から男性妊夫の市民権を得ようと会社でウムメンカフェを立ち上げる。
男性が妊娠すること、社会問題を織り交ぜながら、割と真面目なテイストで描かれた漫画。結構面白かった。