架刑のアリス(1) (KCx)

著者 :
  • 講談社
3.34
  • (11)
  • (13)
  • (31)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 333
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063807028

作品紹介・あらすじ

世界有数の財閥、久遠寺家。同家の月に一度のしきたり「いかれたお茶会(マッド・ティー・パーティー)」で9人の兄妹が一堂に会する中、母・織雅(オルガ)は突然告げる。「今から兄妹で殺し合いをしてほしいの」。混乱の中、理性のたがが外れた四女・ステラは、金色の髪、青い服をまとった美しき少女へと変貌を遂げる――!! さあ、「いかれたお茶会」をはじめましょう――。

世界有数の財閥、久遠寺家。同家の月に一度のしきたり「いかれたお茶会(マッド・ティー・パーティー)」で9人の兄妹が一堂に会する中、母・織雅(オルガ)は突然告げる。「今から兄妹で殺し合いをしてほしいの」。混乱の中、理性のたがが外れた四女・ステラは、金色の髪、青い服をまとった美しき少女へと変貌を遂げる――!! さあ、「いかれたお茶会」をはじ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すみません。読み終わり、いてもたってもいられなかったのでレビューを書かせて頂きます。文章を読んで気分を悪くされたのならごめんなさい。

    書店でインパクトのある表紙を見かけ、あらすじを読んだときから気になっていました。購入しようか迷っていたのですが、レビューを読ませていただいて興味を持ち、意を決して購入しました。

    絵は丁寧に描かれており、とても綺麗でした。登場人物の着ている洋服が可愛いです!
    しかし、物語はどこがおもしろいのかわかりません…。
    作中にときどき出てくるギャグ(?)に「え?ここ笑うところ?」と困惑してしまいました。シリアスなのかコメディなのか。
    主人公・ステラやその他の人物に感情移入ができませんでした。言っていることと行動が矛盾しているように見えます。(是乃を再び生き返らせての下りなど)毎回、話の展開が早いので、作中に疑問を見つけると置いてけぼりにされた感が半端ないです。
    人物紹介が少なく、誰が兄弟姉妹・パートナーかページによってわかりにくかったです。また、設定が詰め込まれすぎているので、説明場面が中心になっているように感じました。戦いの場面などで、もう少し主人公以外のキャラクターの内面が丁寧に表されていたらよかったと思います。シチュエーションとしては魅力的なので、とても残念だとに思いました。

    長くなってしまいましたが、自分がそう思うだけで他の人はまったく思わないかもしれません。もしかしたら、フィクションとして楽しめていなかっただけかもしれません。…疲れてるのかな。

    しかしどうしても気になる事があります。先生ご自身もあとがきで書かれておりましたが、アリスは金髪ロングではなくてはいけないのでしょうか。金髪ロングのアリスも好きですが、黒髪ボブのアリスも見てみたかったです!
    拙い文章ですが、ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

  • この方の話はいっつも猟奇ものというか、ちょっと特殊なんですが、好きなのです。人と人の絆とかね、裏切る人はホント気持ち良いくらい裏切るけど、その中でも真実を知ると泣けちゃうような人もいたりね。
    出だしはたいがい何の変哲もない日常の続き、なのに、ある日を境にすべて変わってしまった、というパターン。
    ですが、ここから展開が面白いので好き(笑)
    世界でも屈指の資産家、久遠寺家。
    自由主義という方針を持つこの家で唯一決められているのが月に一度の『お茶会』には必ず出席をすること。いつも通りに出席した久遠寺家の4女ステラ(星、と書いてステラと読むらしい)。仮装と一番大切な人とともに出席することと、と言われたお茶会に出席した彼女は、母親から「1時間以内に兄妹を1人殺しなさい」と言われ、強制的にバトルに参加させられる、というもの。
    面白かったですよ。続きを読みたくなった。この方が描くお話って感じ。
    血がつながっていない(養子なのか、親族なのかは不明)8人の兄妹。それぞれ真実の力に目覚めて敷地内で殺し合うのは凄惨なハズなのに、それぞれがそうしなければならない理由を持っているようで、あまり凄惨には見えない。
    一度死んで生き返った長男是乃(ぜの)の本当の能力もナゾだし、赤ずきんちゃんな姉の紅亜(くれあ)とどうなるのかも気になります(笑) 
    そして星(ステラ)の力はアリス(よく判んないけど)。
    勝ち残った最後の1人が久遠寺家の当主となるのですが、その当主争いから外れた長男は久遠寺家に徒なす人物を葬る『架刑』の番人になるというところが気になります。タイトル『架刑』のアリスだしねえ。
    ステラが一番当主に近いし、主人公なんだけどどうなることか。
    次巻は11月だそうなので、楽しみにしてます。

  • 兄弟(?)デスゲーム少女漫画。ばんばかハイスピードな展開や、テンポを崩すように挿入されるギャグも好きな方なんですが、まあその辺りは好みが分かれるかな。問題は「この漫画でなければ読めないストーリー」がまだ見えてこない、つまり現段階では没個性的という点だ……。

  • 由貴さんの世界観が好きなのですが
    今回は展開がばしばしかなーとおもいます。

  • つまらない。伯爵カインまでの作品とは大違い。どうしてこうなったのか……。
    勢いだけで描いた話だと伝わってくる。心理描写や伏線の張り方などが雑。展開も唐突。どう考えてもシリアスで重くならなければいけないはずのシーンを随所に入るよく分からないギャグが台無しにしている。おかげで感情移入ができず致命的。昔の作品にもギャグはちょこちょこ入っていた気がするんですがあくまでも無理のない範疇だったと記憶しています。
    今はあまり深くストーリーを練ったり見直したりしないんでしょうかね…。
    綿密な設定を下地にした壮大な世界観を描ける素敵な漫画家さんだっただけに伯爵カイン後の変貌ぶりが残念でなりません。

  • なんだかよくわからないけどデスゲームもの?
    バトルがちょっと見にくかった。

  • 生き残りを賭けた兄妹同士のデスゲーム。たまに説明調なのが引っかかるけど、ぶっ飛んだアリス嫌いじゃないです^^

  • 世界有数の財閥、久遠寺家。
    同家の月に一度のしきたり「マッド・ティー・パーティー」で、9人の兄妹が一堂に会す中、母・織雅は突然告げる。
    「今から兄妹全員で殺し合いをしてほしいの」
    混乱の中、理性のたがが外れた四女・ステラは金色の髪、青い服をまとった美しき少女へと変貌を遂げる!

    この人の童話モチーフ作品は好きなので、嬉しい反面ルードヴィッヒの方にアリスはないようなのが残念。
    それにしてもアリスモチーフは結構な作品が出てるけど、これはまた随分とぶっ飛んだ設定で驚いた。
    家督争いで兄妹殺し合いさせるとかどんだけ。
    まぁ皆引き取られてきた時点でめちゃくちゃだけど、それにしてもすごい。
    お兄ちゃんの為にはやるしかないけど、そのお兄ちゃんがあの状態だしなぁ。
    おまけに可愛いと思ってたお姉さんも赤ずきんモードだった。この人の赤ずきんは皆えげつない。紅亜姉さん気に入ってたのでこの展開は残念だ。

  • 立ち読み。由貴さんのってちゃんと読んだことないのだけど、義兄妹ものが多い!?それとも前回(とはいえかなり古いよね)は血繋がってたっけ?海外童話モチーフで続いていくのかな。アリスに赤ずきん。兄は何だろう?性格変わりすぎてて怖いな。

  • 何となく久しぶりに買ったけど、最初の見開きはちょっと男の子な顔でしたね。兄ぃはたぶん正気なんじゃないかな。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1987年「別冊花とゆめ」秋の号『夏服のエリー』(白泉社)でデビュー。
代表作に『天使禁猟区』『伯爵カインシリーズ』『人形宮廷楽団』(すべて白泉社)、『架刑のアリス』『異域之鬼』(ともに講談社)など。
美しく退廃的な世界観と稀代のエンターテイメント性を併せ持った作品の数々で、多くのファンを持つ。
『落園の美女と野獣』全5巻発売中!

「2022年 『落園の美女と野獣(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

由貴香織里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×