- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063878875
作品紹介・あらすじ
青春の息苦しさとまばゆさを描く社交ダンス部群像劇、いよいよ完結!社交ダンス部に入部した、元気女子・夏とネクラ男子・端場。ソリが合わない2人だが、ペアでしか味わえない楽しさを知っていく! 新入生歓迎公演に向けて練習を始めた夏たち。ある日、夏はネット上に文化祭公演の動画がアップされているのを発見。そこには嘲笑の言葉が書き込まれていた…。悪意を跳ね返して、今度こそ本気の踊りを披露できるのか!?
感想・レビュー・書評
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夏ちゃんの涙でスイッチはいる端場くんの男らしさにきゅんとした。一巻から、彼の革命を見届けてきた者としては、「大きくなって……!」という親のような気分。新歓のシーンは、ふるえるような喜びと、それと同じくらいの切なさがたくさんの大ゴマからびしびし伝わってきた。あと端場くんの目から見た夏ちゃんがすっごいきらきら。恋だね!! かわいいなあ!!
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自分が何を思い、何をしたいか。思春期真っ盛りの高校生たち、部活青春マンガ完結。
世界を楽しむために。最終巻では1巻に立ち戻った描写が多くありました。序盤のなにも事情を知らなかった頃に言えた夏の端場を変えた気軽な一言。しかし、夏は頑張っている今の端場を知っているわけです。今回の騒動でそんな端場を否定するような言葉を発することに夏は恐怖し、端場は自分を変えてくれた夏にそんな遠慮をさせてしまったことに怒りを覚えました。2巻でこのコンビは持ちつ持たれつのフラットな関係になったようで、まだ根強く溝があったのがなんとも現実的な人間関係を表していて良かった。完全に凸凹が埋まるわけがないのが人間関係ですが、それでも自分達が一体感で感じた楽しいをもっとずっと楽しいままでいさせるように頑張った姿が見れたのは胸がすく思いでした。世界を楽しむために楽しいを感じる、いい青春マンガだったと思います。
今作品はリアルに抱えてしまいガチな悩みをしっかり描ききっていた作品でした。大人になってもクソみたいに陥ってしまう悩みはたくさんあるもので、そういった悩みを解決したいときにこういった作品を見ると自分の悩みの原点に戻れるようでとても助かりました。自分も世界を楽しめるようにもっとなにかをやってみたくなる熱さを持ちたくなる面白い作品でした。 -
ダンス・ダンス・ブルーピリオド。
学生たちの成長物語。
素敵だ。 -
ラストページに痺れた。いままで自分はヤマシタトモコ作品を全く読めていなかったのだなあ。こんなに優しい作家いるかよ。
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2013-7-17
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ヤマシタトモコの、男女間のビミョ〜な感覚の違いとか捉えるのがうまいなあって思うんです。
男の子たちの気持ちもわかるし、女の子たちの気持ちもわかるし‥!!
主人公たちの、話すときどもったり、どうやってうまく伝えよう‥って考えていることがセリフ1つとっても感じられて、ハタから見てると違う違う!この子はそういうこと言いたいんじゃないよね?って思ったりして、結局いざこざになって、でも和解してよかったねえ‥と思う。
こんなに真面目に向き合ってくれる人がいることってどれだけ素敵なことなんでしょう。
大人になって読んでみて初めて思いました。
社交ダンスに関しては、まったく知識はないですが、熱血スポ根モノでもないし、六巻で終わるし、読みやすくて好きです◎
そんでもって掛井くんがめちゃくちゃタイプです。 -
そして未来へ。最後までよかった! それにしてもムカつくわ村谷。どっかの段階でとんでもない目に遭っててほしい(笑)。