フラジャイル(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.01
  • (37)
  • (52)
  • (24)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 575
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063880663

作品紹介・あらすじ

岸京一郎、職業・病理医。直接患者と会うことなく病気の原因を調べ、診断を下す医者。医師らは彼について、こう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。患者の命を救うために必要なものは、優秀な医師と、よく効く薬。苦しむ患者や悲しむ遺族をひとりでも多く助けたい――信念に燃える女・火箱直美が動き出す!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 亡くなった後の剖検。どのくらいの割合で行われてるんだろう。
    剖検したからといって患者が生き返るわけではない。患者や家族にとって直接的なメリットはあまりない。わずかばかりの謝礼だけ。
    が、岸先生は言う。
    剖検は「医者を採点するため」
    診断は正しかったか、治療は正しかったか、見落としはなかったか。
    その答え合わせが、少しだけ未来の患者のためになる。
    “やった剖検には 必ず意味がある”


    この回は、アミノ製薬MR(KOL?)火箱さんが新薬JS1を売り込みに壮望会第一病院へ殴り込み!?
    この治験のカラクリも、こうしてマンガで描かれるとウソでしょ!と思う人多いんじゃないかな。

    治験後に有害事象のあった患者の「再来院せず」との経過報告書。コピーを疑う汚れ。うさん臭い!そういうの岸先生はあの細い目で鋭く見破っちゃうんだよなァ。

  • 【あらすじ】
    岸京一郎、職業・病理医。直接患者と会うことなく病気の原因を調べ、診断を下す医者。医師らは彼について、こう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。患者の命を救うために必要なものは、優秀な医師と、よく効く薬。苦しむ患者や悲しむ遺族をひとりでも多く助けたい――信念に燃える女・火箱直美が動き出す!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 結局は製薬会社も営利なのか…と思っちゃう話でした。

  • 傍若無人な岸先生の周りに沢山の人が集まってワチャワチャしてるのとか面白いなーw
    クセはあるけれど信頼と人望があるって事だ。
    今巻は火箱先生の怖さ?ともろさが見えた。
    引き込まれる作品だ(O_O)

  • 何が最善か?

  • 命の価値を正しく金銭換算できる仕組みがあればいいのにな。

  • 治験ってこういう世界なの?
    どこまでがOKで
    どこまでがNGなのか
    誰が決めるのか
    証拠が残らなければ良いのか
    お互いが自分達の利益のために
    嘘をついているつもりでついている人
    嘘をついてないつもりで結果的についてしまっている人
    自分が嘘をついていることすら知らない人
    自分の命がここまでだと思っている人は
    治験だろうとなんだろうと縋らないわけにはいかない生きたいのだから
    誰かが誰かの邪魔をしているわけではない
    自分の仕事を自分として完遂しているだけ

    自分の仕事が
    自分が思っていたものと違うことに気づいて
    大声で泣いてしまった日

  • MRの火箱さん本領発揮の巻‥
    こんなに黒い営業するのがMRなんでしょうか‥
    結果さえ出ればそこまでに金をかける(下手したら夜のお付き合いもしそうな‥)。
    そんな火箱さん、薬で世界の人々を救いたい思いがある?のに治験の結果が改ざんされていたことを知って真っ当な道に戻ろうと‥人間味があって良いです。

  • 製薬会社の闇の描写が、実際のところどうか分からんが妙にリアルっぽい

  • 治験の世界がわかってとても響いた。医者、製薬会社、患者それぞれの思いが、なんとも重い。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

アフタヌーン四季賞2012年秋のコンテスト『彼女の鉄拳』で審査員特別賞受賞。

「2023年 『フラジャイル(25)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

恵三朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×