発症区(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063882940

作品紹介・あらすじ

発対vs.テロリスト。発症者たちの最終決戦が迫る!高熱の後に手を触れずにモノを動かせる能力を身につけた安田敦は、発症者犯罪対策部――通称・発対の一員となった。そうした中、大量殺人事件が発生。追う側も逃げる側も発対支部襲撃犯たちであることがわかった。追っ手の発症者・迫田の攻撃によって深手を負った染谷は、機転を利かせて迫田にダメージを与えることができたがーー。

感想・レビュー・書評

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  • 染谷の過去が明らかになった。染谷の元メンターだった6係課長の氷川の言葉「激しい抵抗にあってやむなく殺めるのと 自分達の都合や八つ当たりで私刑に処すのは全く違う事なのよ」、描きたいのはこの部分じゃないだろうか。『東京喰種』にも通じるし、『堕天作戦』『ファイアパンチ』『銃座のウルナ』『亜獣譚』などを彷彿とさせる世界観もある。絵柄が薄味なので好みが分かれるかもしれないが、根底に流れている世界観はしっかりしている。

    発症者から成るテロリストの根幹には「発症者に対する研究・虐待・駆除を止めろ」「発症者の能力を隠匿するな」と言う、至極真っ当なものでもある。発症者の能力は人類に対しての災害でもあり、軍事目的に転用可能だからだ。発症しておきながら発対に属する発症者は、自身の生存を確約させるために同族を裏切っていると言う図式も成り立つ。

    染谷の敵討ちまで読んでみたかった。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞2012年、2013年秋のコンテスト準入選を経て、読み切り『発症警察』でデビュー。

「2017年 『発症区(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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